結城アンナ/ゆうきあんな
1955年、スウェーデン生まれ。10代からモデルとして活躍。夫は俳優・岩城滉一氏。60歳を迎え芸能活動を再開。自身の著書やSNSで心地よいライフスタイルやファッションを発信。そのシンプルで自然体な暮らし方は世代を超えて支持されている。現在は雑誌のカバーモデルなど多方面で活躍中。新刊著書『Anna’s Cookbook 季節の食卓』(主婦と生活社)。
Instagram@ayukihouseも人気。
結城アンナさんが人生初の料理本『Anna’s Cookbook 季節の食卓』を作りました。料理好きで知られる結城アンナさんが、1年かけて作った本です。その発売を記念してトークイベントが開催され、クウネル編集部も参加。そこで語られた結城アンナさんのお料理への熱いパッションとは!?
3月8日に開催された結城アンナさんの出版記念トークイベントには、クウネル世代を中心とする大勢の方たちが参加しました。
「ずっと料理本を出したくて、何年も前からしたためていました。載っているレシピは今、私が好んで作って食べているものばかりです。
料理は自分の骨となり、血となります。まずくてもOK、体にいい食材で作っているのだから!と、自信をもって楽しんでお料理してほしいですね」
夫は『ガスパチョ』と『赤パプリカのペースト』がお気に入りのようです。
トークイベントでは、結城アンナさんへの質問コーナーも盛り上がりを見せました。「ご主人が好きなメニューは何ですか?」との質問に、
「本を作っていく中で、夫には何度も味見をしてもらいましたね。中でも夫が大好きなのは『ガスパチョ』と『赤パプリカのペースト』です。
どちらのお料理もスパイスと新鮮な野菜で作り、簡単だけれどおいしいですよ!ペーストは、ピタパンで作るピタチップスにつけて食べるのがおすすめですが、あまりのおいしさに、ついついピタチップスがすすんでしまうので注意です」
スパイスは漢方薬のよう、健康にいいと感じるものはどんどん取り入れたい。
イベント参加者の質問と結城アンナさんの回答で盛り上がる中、新刊のお料理本に目を通すと…普段の食生活で体にいいものを積極的に取り入れている結城アンナさんだからこそ、いろいろなスパイスが登場していることに気付きます。
イベント中も、スパイスへの思いを結城アンナさんが語る場面がありました。
「私は健康のプロではないけれど、体によさそうと思ったものは、試すようにしています。スパイスもそう。実際にお料理に使ってよさを実感したので、使うようになりました。
私にとってスパイスは漢方薬のようなもの。お料理に入れることで体にプラスアルファのメリットがあると感じます」
最後の晩餐は…『ざるそば』か『納豆ご飯』です。
イベントも終盤になり、食への興味深い質問が挙がります。
「結城アンナさんの最後の晩餐はなんですか?」
少し考え、結城アンナさんが出したアンサーは、
「若い頃は『目玉焼き&トースト』でしたね。今は、『ざるそば』か『納豆ご飯』です」
なんとも和なメニューに今の結城アンナさんの食のスタンスが垣間見えます。
新刊のお料理本を通して、様々な角度から食について語った結城アンナさんが、これからの生き方についての思いを。
「生きているだけでどんなに素晴らしいことか!楽しく年齢を重ねていくのが大事だと思います。健康であることを大事にして自分らしく生きていけばいい、自分の好きなように生きればいい!」
写真/玉井俊行、久保田千晴 取材・文/河田実紀
●過去の連載はこちら。
◎【結城アンナさんの連載Vol.1 】アートが教えてくれること/前編
◎アートが教えてくれること/後編 「若い人には便利なことでも、私たち世代はストレスに感じることも」【結城アンナさん連載Vol.2】