韓国料理を得意とするコウケンテツさんに旬の牡蠣を使ったチゲを教わりました。牡蠣がおいしいこの時期にぜひ!
●牡蠣のスンドゥブチゲ
水から材料を煮ることで、素材の旨味が引き出せます。フタをする感覚で豆腐を乗せましょう。唐辛子がコク出しと、牡蠣の臭み消しにひと役買っています。
■材料(二人分)■
牡蠣 200g
おぼろ豆腐 1 丁
牛切り落とし肉 60g
しいたけ 2 本
にんにくのすりおろし 1 かけ分
あみの塩辛 小さじ1
万能ねぎの小口切り 2~3 本分
酒 大さじ2
粉唐辛子、しょうゆ 各大さじ1/2
生の赤唐辛子、青唐辛子 各1/2 本
(あれば。赤ピーマンやししとうで彩りの代用可)
水 1 カップ
片栗粉 小さじ1
卵黄 1 個分
■作り方■
1.生唐辛子は小口切りにする。牡蠣は片栗粉をふって、水を張ったボウルに入れ、サッと混ぜ汚れを落とす。牡蠣をざるにのせ、流水で2〜3回ふり洗いする。しいたけは石づきを切り、薄切りにする。
2.鍋に、牛肉、牡蠣、しいたけ、にんにく、あみの塩辛を入れ、酒、しょうゆ、生唐辛子、粉唐辛子を加える。豆腐を大きくくずして全体に広げて乗せ、水を加える。強火にかけ、ときどき上下を返しながら5分ほど煮る。塩(分量外)で味をととのえ、卵黄を落として万能ねぎ、粉唐辛子(分量外)をふる。
こう けんてつ
料理家。大阪府出身。旬の素材を生かした簡単でヘルシーなメニューを提案し、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍。プライベートでは3児の父親として日々子育てに奮闘中。親子の食育、男性の家事・育児参加、食を通してのコミュニケーションを広げる活動に力を入れている。著書は、「おやつめし」(クレヨンハウス)、「だけ弁当」(扶桑社社)など。
★インスタグラム@kohkentetsu
『ku:nel』2016年3月号掲載
写真 小出和弘/スタイリング chizu/文 鈴木麻子