かためホロ苦プリン好きにはたまらない!ビジネス街・八丁堀のオアシス的喫茶店へ
学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー石黒美穂子さんが、おすすめの喫茶店を紹介してくれました。ビジネス街の東京・八丁堀にある『2F coffee(ニエフコーヒー)』の魅力とは?
マチュア世代が落ち着く喫茶店
ここ何年かのコーヒーブームで街のいたるところにカフェやコーヒーショップが目につくようになりました。
以前はニューオープンのお店や話題の店に行っていましたが、雰囲気重視の店やこだわりの強い店だと何となく落ち着かないこともあり、最近ではカフェに行く機会も少なくなっていました。
何年か前に知り合いの紹介で訪れた八丁堀にある『2F coffee(ニエフ・コーヒー )』。初めてなのにずっと前から通っているかのように居心地が良く、都心には珍しい気取らない和やかなムードがすっかり気に入ってしまいました。
コーヒーが美味しく、好物のプリンも絶品で無性に食べたくなり、近くに行くたびに立ち寄っています。店主の植村さんの穏やかな人柄も魅力的でカウンターでコーヒーをドリップする姿を魅入るのも愉しみのひとつです。
アメリカンタイプの名物マフィン
オープン当初から作り続けているマフィンは店の看板商品。
アメリカに住んでいたことのある植村さんが当時、食べていたマフィンを思い出しながら試作して、現在のレシピに辿り着いたそうです。
今まで作ってきたマフィンのお品書きを見せていただくと定番のチョコバナナやブルーベリークリームチーズ、シナモンシュガーなどの他にフルーツなどを使った季節限定のものもたくさんあり、興味津々。
日替わりで作っているので年間約100種類ほども出来るそうです。中には一度しか作ったことのないレアなメニューもあるそうでマフィン目的に通うお客様が多いのも頷けます。
コーヒーに合うおやつ
お店を始める前は編集のお仕事をしていた植村さん。コーヒーがメインのカフェを始めたいと、個人珈琲店のパイオニア的存在の堀口珈琲に相談したところ「コーヒーの味が分からなければ、美味しいコーヒーは淹れられないよ」と言われ、数年間テイスティングのトレーニングを積み、コーヒー 鑑定の国際ライセンスを取得したそうです。
「お客様が飲んで美味しい思ってもらえれば、それで充分。」と豆や焙煎などのうんちくを多く語らないのが潔く、バランスの良いコーヒーにファンが多いのも納得。
また、お菓子は「コーヒーに合うおやつ」をモットーとしているだけあり、コーヒーとお菓子のマリアージュは抜群。
1月から5月までの期間限定メニュー「マスカルポーネといちごのスコーン」はフレッシュないちごの酸味が爽やか。マリネしたいちごがソースのようでクリームとよく馴染んでいて、コーヒーと共に食べ進めるとあっという間に完食。
銀座や日本橋辺りからなら徒歩15分程のお散歩ロケーション。
都心のあるくつろぎスポットは少し足を伸ばしても出掛ける価値のある名店です。
2F coffee
住:東京都中央区新富1-19-5 三船ビル 2F
営:11:30〜18:30(L.O.18:00)
休:木・土・日・祝日
Instagram:https://www.instagram.com/2f_coffee/
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この記事の
プレミアムメンバー
石黒美穂子
フォトグラファーとして女性誌、WEBなどで活躍。生活雑貨のセレクトショップ「MIGO LABO」(東急東横線・学芸大学駅)のディレクターも務める。
https://www.migolabo.com/
Instagram : @migolabo @ishiguromihoko