日々のごはん作りはなかなかの重労働。家族から「なんでもいい」「簡単なものでいいよ」と言われても、本当に「なんでもいい」というわけにもいかないし、自分だってせっかく食べるならおいしいものを作りたい、ああ誰か手伝って……と願う私のごはん作りに、「電気圧力鍋」を導入してみました。
我が家にやって来た
シロカの電気圧力鍋
高機能で細部にまで手が届き、サイズやデザインも多彩な日本の家電は本当に素晴らしい!と、海外生活をする中でつくづく思った私。特に「忙しい生活に役立つ便利なもの」が多い印象で、帰国したら「絶対に便利家電を買うぞ」と息巻いていました。
しかし、家事を助けてくれる便利な家電、と一言でいっても種類はさまざま。そこで、今の自分に「何があれば助かるかな?」と考えたところ「掃除は自分で気の済むようにやりたい」「洗濯はたまに協力者(夫)がいる」……そうだ、ごはん作りのお手伝いさんが欲しい、調理家電にしよう!という結論に。
さて、調理家電を選ぶとなると、これも多種多様。欲しい機能やサイズ、価格で絞り込み迷っていたところ、先日友人が差し入れてくれた「手羽元と卵の煮物」がとても美味しく、訊けば「電気圧力鍋」で作ったとのこと。調理の仕事をしている彼女が「材料を入れてあとはほったらかしだから超簡単」と教えてくれたことが決め手となり、彼女が使っているのと同じ『シロカ』の電気圧力鍋〈おうちシェフPRO〉を購入しました。
材料を入れるだけ
無水野菜カレーのできあがり
新しい家電にわくわくしながら箱を開け、これでごはん作りが楽になる~……とうっかりそこで満足してしまいそうだったので、基本的なメニューから始めてみることに。こちらも眺めているだけで満足してしまいそうな、素敵なレシピ本(付属)の中から「野菜たっぷりカレー」をチョイス。
材料の野菜や肉を切ってお釜の中へ入れ、上にローリエを1枚のせたら蓋を。レシピに従ってオートボタンを押し、さらに時短モードにして、あとは圧力鍋におまかせです。
ときどき背後で「プッシュー」とか「プシューーーー」とか、圧力鍋が頑張っている音にちょっとどきどきしながら、私はサラダ作りとお皿の用意、洗い物まで完了。34分後、蓋を開けてローリエを取り出し、カレールウを入れて混ぜ、再び蓋をして保温モードに。
保温モードが終わったら、塩コショウで味を調えて……完成しました!
材料を切り、2度の調理時間を入れると所要時間は約50分。あれ、これなら材料を細かく切れば、普通にカレーができるのでは?という気もしますが、カレーの様子をまったく気にすることなく、同時進行で別の作業ができることはかなり効率よく感じました。
そして肝心な味はというと、まずお肉(今回は鶏肉)の柔らかさにびっくり。そして、ぎゅうっと圧力をかけて取り出された(であろう)野菜のうまみがいつもと違うカレーの味わいとなり、夫婦ともどもおかわりするおいしさでした。
38分で完成する
ほろほろトロトロの豚の角煮
カレーに気をよくしたので、次は「電気圧力鍋」ならではのメニュー「豚の角煮」に挑戦。こちらは合わせ調味料とウーロン茶、切った豚バラ、ネギ、ショウガをお釜に入れて、ボタンをピッ。いつもお鍋につきっきりで時間がかかる角煮が、圧力鍋におまかせの48分でできあがりました。
お肉はほろほろと崩れるように柔らかく、脂身もとろとろ、くたくたになったネギや煮汁と一緒にごはんも進み、 期待通りの出来ばえです。 材料を切って入れただけでも「私が作った角煮」という喜びに、ついにやにや。
便利な調理家電は
凄腕のお手伝いさん
初めて電気圧力鍋を使ってみて、材料を入れるタイミングをみたり、火加減を気にしたりする必要がないと、ここまで楽なのかということを実感。それでおいしくできるのだから、確かにこれは便利です。
圧力鍋という機能上、煮込むメニューがメインですが、煮込むものほど時間がかかったり、火加減の調節が必要なもの。その手間が省略できると、普段のごはん作りのハードルがぐっと下がる気がします。電気圧力鍋の存在は「強力な助っ人」「凄腕のお手伝いさん」といった感じでしょうか。
帰宅に合わせて出来上がり時間を予約してみる、というのが今後の活用目標。ほかにもいろいろと調理モードがあり、試してみたいメニューもたくさん。もちろん、切るのも何もかも全部おまかせできたら……とは思いますが、それは中食や外食におまかせすることにします。