寒い日が続く今日この頃。防寒とおしゃれの両立って難しいですよね。カジュアルすぎたり、全身が暗い印象になってしまったり。自由自在に色を楽しむコーディネートが人気の〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの寺本美樹さんに、防寒しながらおしゃれも楽しめるアイテムと着こなしを教えてもらいました。
「今年の冬は、例年よりも寒さが厳しく感じます。換気に気を使っているせいか、店内や電車などの室内でも、寒く感じる場面が増えたような気がします」と寺本さん。コートがメインと思いきや、「ずっしりしたウールのロングコートの雰囲気も大好きですが、軽くて機能的で暖かいダウンジャケットのアウターを取り入れています」と、ダウンジャケットでも、おしゃれと防寒を両立しているそう。
上の写真の首元から除くキュートなフリルブラウスに合わせたのは、ウクライナの人気ダウンウェアブランド『IENKI IENKI(イエンキイエンキ)』のフード付きジャケット。
「ウエストのベルトをしっかり絞めて着るのが、昔のスキーウエアみたいで好きです。ダウンがしっかり詰まっていてかなりボリュームが出るので1箇所キュッと絞るとバランスが取れる気がしています」
氷点下以下にもなる寒い気候の国のブランドだけあってかなり暖かそう!
アウターの中に着るものを変えるのではなく、アウターを変えて全身の雰囲気をがらっと変える楽しみ方も。
1枚目は、何年も愛用しているという『Rocky Mountain Featherbed』と『TORO Vintage Clothing』がコラボした定番のベストのロング丈のダウンベスト。
「アウトドアウェアの機能性を活用しつつ、アウトドアウェア的にコーディネートしないのがオススメです」
ダウンベストの下に着ているのは、マルジェラのニット、セリーヌのパンツ、小物はエルメス。赤み系のパンツやスカーフ、バッグで統一感が出て、ダウンの防寒アイテム感がどこかに消えてしまったよう。
黒いダウンを合わせると一気にストリート感が。こちら息子さんのアイテムなんだとか。家族やパートナーとシェアできるのもダウンのいいところ。
「息子の『The North Face』のダウンジャケットを合わせると、大きめのサイズ感が甘さを中和してくれます」
3着目は、ショート丈のダウンベスト。
「同じく『Rocky Mountain Featherbed 』のショート丈ダウンベストはコンパクトで本当に便利。室内でも厚着感がないので、ショールより動きやすく暖かい。ボトムスにボリュームがあるモノでもバランスが取りやすく小さいけどちゃんと働いてくれる防寒着は手放せません」
首元を暖めてくれるのは、マルジェラ期のエルメスのマフラー。スカーフのように折ったり、巻いたりして取り入れると、コーディネートのポイントに。