好きな服、似合う服が明確になってきたクウネル世代。そんないま、しっくりくるのは、同世代のデザイナーがつくるブランド。最後にご紹介するのは、オリジナル素材の‟日常着”が大人の女性たちから絶大な人気を誇る『Plantation(プランテーション)』です。
Plantation(プランテーション) / デザイナーサトウエミコさん
天然素材を中心とした着心地のよい服のブランド。銀座、自由が丘の路面店のほか、百貨店内など全国に50店舗近くを展開。
https://www.plantation1982.com/
tel 03-5624-2620
着心地よく、リラックス感のなかにシャープさもあり……、そんな服を提案する『プランテーション』。1982年のスタート以来、快適な日常着をつくり続けています。
「ブランドの誇りは、オリジナル素材にあります。軽くて丈夫であったり、柔らかな肌触りだったり、細部にこだわり一から生地をつくっています」とは、デザイナーのサトウエミコさん。
デリケートな肌に優しく、雨にも強い、とにかく軽量、洗濯がしやすいなど、天然素材をベースに進化した新素材だからこそ。たとえば、今回、サトウさんが着用しているコートは、デニムの産地で有名な岡山で特別に織られた素材。凹凸が布全体に陰影をつくり、身体にやさしく沿い、着たときにメリハリをつくっています。
「リラックスできつつも、きりっとスマートに見えるようにデザインを考えています」
『ku:nel』2021年3月号掲載
写真 鈴木静華/ 取材・文 鈴木麻子
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