自身のブランド、『JUNKO SHIMADA/ジュンコ シマダ』を経営しながら、現在パリ郊外の家に暮らす、島田順子さん。いつもオシャレな島田さんですが、素敵なまとめ髪のコツはあまり意識しないことなんだとか。今回はそんな島田さん直伝、手間と時間をかけずにできるまとめ髪をご紹介します。
「頭頂でぐるぐるっとまとめるだけで、たいしたことはしていないんですよね。人前にでるときはU字ピンで留めるんですけども、普段は鉛筆で留めたり適当。髪の毛を下ろしてカールするような余裕がないので、時間的節約のためにまとめているだけなの」。という島田さんに、髪を短くしたら手入れも楽なのでは?と質問したら、 「髪の毛が伸びるのがすごく早いので、 短くしたら、しょっちゅう美容院に通わないといけないでしょ」。そうして、 いちばん手間のかからない髪型をしていた結果が、まとめ髪だったのだとか。
普通は、髪型はきれいにまとめたいものですが、島田さんの場合は、 「意図的にできるほどの髪型じゃないからいい加減。結局、いつもいい加減になってしまうので、自分で決まった!と思うことはあまりないんですよね。意識してきれいに持ち上げたりすると逆に不自然になるんですよね。後れ毛がさっと落ちるような感じがちょうどいい。だからあまり意識しないようにやってます」。どうやら島田さんのまとめ髪がさりげなく見える秘訣は、手間と時間をかけず完璧を目指さないことのようです。
HOW TO
しまだじゅんこ
仕事でパリと東京を行き来するライフスタイルから、今年はパリ郊外の家で過ごす生活にシフトした。本誌にて「島田順子のフランスの日々、日本の日々。」を好評連載中。
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『ku:nel』2020年11月号掲載
写真 松永 学 / 取材・文 黒澤弥生