【目利きが選ぶフランス映画】シャルロット・ゲンズブールがジェーン・バーキンを追ったドキュメンタリーなど

『ジェーンとシャルロット』

昨年、76歳で亡くなった歌手・俳優のジェーン・バーキンを娘シャルロット・ゲンズブールが自らカメラを回して、インタビューし、その真実に迫った初監督作。映画は晩年に東京でコンサートを行ったジェーンの姿から幕を開ける。自らも母との間に葛藤があったLiLiCoさんは「もしシャルロットに会う機会があったら、この映画を通して本当のお母さんに出会えたのかを聞いてみたい」と言う。2021年製作。Photo: aflo

『グッバイ・ゴダール!』

19歳でゴダール監督の『中国女』に主演し、彼の妻にもなったアンヌ・ヴィアゼムスキーが書いた自伝的小説を映画化。時代の寵児ゴダールと恋に落ちて生活を共にし、クリエイティブなシーンにも泳ぎ出すアンヌ。成長著しい彼女の横で、ゴダールは市民のデモに同調を強め、やがて映画作りと思想を添わせようとする。「モダンでセンスのいい映画です。そしてかわいいし、懐かしい」。ミシェル・アザナヴィシウスが監督・脚本、ゴダール役にルイ・ガレル。2017年製作。photo:aflo

夏の終わりのアンニュイな時期。夜更かしして、フランス映画を観ませんか?フランス映画には、恋、おしゃれ、アート、濃密な人間関係…人生で大事なことが全部が詰まっ ...[続きを読む]

『クウネル』2024年9月号掲載 取材・文/船山直子、原 千香子

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