映画の楽しみがさらに広がる。わざわざ行きたい最旬「映画館」
今、ユニークなこだわりが光る映画館が増加中。大人のシネマファンの心に響く映画館とは?
目 次
観る前後の時間もゆったり。新しい魅力の映画館へ
最近、東京が中心ではあるものの、ユニークなこだわりが光る映画館がまた増えていて注目です。配信サービスを使ったり、家で映画を観るのもいいけれど、気分に合うごひいき映画館を見つければ映画に没入する時間ばかりでなく、観る前後も快適で新しい体験を楽しめるはず。
渋谷の喧騒を抜けた意外なロケーションで、落ち着いて映画と映画を観に来た高まりを感じられる、あの老舗シアターの新スタイル。東京イーストに出現した、カジュアルでリラックスできるカフェ併設のおしゃれなミニシアター。大人のシネマファンの心にフィットする、ラインナップもおすすめの映画館を紹介します。
映画の体験を優雅に味わえる新空間『Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下』
『Bunkamuraル・シネマ』休館の後、2023年6月にオープン。“影色”をイメージしたというカーペット敷きのロビーに足を踏み入れた瞬間から非日常が広がります。天井が高く大きなスクリーンはレトロな魅力にあふれ、パリの空気を纏う『ドゥ マゴ パリ』のスタンドカフェではアルコールも楽しめるなど、贅沢な時間を過ごすことができます。
Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下
住:東京都渋谷区渋谷1-24-12 渋谷東映プラザ7F&9F
Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下公式HP
好奇心を刺激するショップのような映画館『Stranger(ストレンジャー)』
書店やギャラリーのようにふらりと立ち寄れる映画館をとの思いから、2022年9月東京・菊川にオープンしたカフェ併設ミニシアター。特集上映の選定などがすでに評判で、近隣の東京都現代美術館の企画に合わせた特集上映も。昨年(2023年)末に同館アートブックフェア中に開催された「北欧映画祭」ではトーベ・ヤンソンの貴重なドキュメンタリーも上映されました。
Stranger(ストレンジャー)
住:東京都墨田区菊川3-7-1
Stranger公式HP
今どきの上映システムを選んで新しい体験を
『新宿バルト9』や『グランドシネマサンシャイン 池袋』など、主にシネマコンプレックスでは、通常の上映にオプションがプラスされた進化形のシステムが採用されています。一体どういう体験ができるのでしょう。
まずよく耳にするIMAX®の特徴は明るく鮮明な大型スクリーンと臨場感あるサウンドシステム。4DXは座席が動いたり、風や水が飛び出すなどアトラクションスタイル。正面に加え左右側面にもスクリーンを配置、270度の画面に映像が映し出されるScreenXという新映像システムも。また、立体的な音響と映像を堪能できるよう全席の配置にまで緻密にこだわるDolby Cinema®(ドルビーシネマ)も昨今話題。刺激的な新しい映像体験を一度トライしてみて。
『クウネル』1月号掲載 写真/玉井俊行、取材・文/大島美樹
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『クウネル』No.124掲載
あの人が、薦めてくれた映画
- 発売日 : 2023年11月20日
- 価格 : 980円 (税込)