毎日の昼ご飯、家で食べるなら断然麺か丼もの!という料理家のこてらみやさん。思い立ったらすぐにつくれる「家ラーメン」を教えて頂きました。
家での昼食は手軽に作れて食べられる、麺か丼ご飯が多いですね。ラーメンはその筆頭。思い立ったら、自宅にある材料でさっと作りたいので、乾麺をストックしています。
その時の気分でいろいろな味のスープを作りますが、夏はカレー味にしてパンチを効かせることも。かつお出汁がベースのスープにカレー粉を加えた「お蕎麦屋さんのカレー」みたいなイメージです。残ったスープにご飯を入れて、最後まで味わい尽くします。
●豚肉と夏野菜のカレーラーメン
■材料(2人分)
中華麺… 2玉
豚バラ肉薄切り… 100g
玉ねぎ… 1/4 個
なす… 1 本
ピーマン… 1 個
トマト… 1個
しょうが…1かけ
カレー粉…大さじ1
-A-
かつお出汁… 500㎖
しょうゆ… 大さじ2 と1/2
酒…大さじ1
みりん…大さじ2
■作り方■
1)豚バラ肉は食べやすい大きさに切る。玉ねぎはくし型切り、なすとピーマンは縦半分に切ってから5㎜幅の斜め切り、トマトはひと口大に切る。しょうがは千切りにする。
2)鍋にサラダ油としょうがを入れて弱火にかけ、香りが出てきたら玉ねぎと豚肉を入れて中火で炒める。
3)肉の色が変わってきたらなすと塩小さじ1/3(分量外)を入れて炒め、なすに油が回ったら、ピーマンとトマトも加える。
4)3にカレー粉を加え、香りが出てきたらAを入れる。ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉を回し入れて軽くとろみをつける。
5)中華麺をゆでて、湯をしっかり切り、器に盛る。4をかけ、香りづけのごま油をたらす。
こてらみや
自家製のタレや調味料、「おかずの素」となる保存食を活用した
レシピを得意とする。著書に『おかずのもと』(翔泳社)、『魔法のびん詰め』(三笠書房)などがある。DIY や園芸を愛し、そのスキルはプロ並み。
『ku:nel』2018年9月号掲載
写真 柳原久子/文 鈴木麻子