小さなみかんを丸ごとシロップに漬け込んだ「てまりみかん」。その名の通り、てまりのような愛らしい見た目と、優しい甘さが特徴の瓶詰めは、老若男女問わず愛される‟おやつ”です。
みかんの缶詰は、みなさんおなじみですよね。
小粒のみかんがコロンコロンと詰まった「てまりみかん」は、一見似ていますが、中身はちょっと異なります。
「てまりみかん」の原料は、和歌山県産の有田みかん。そのサイズはなんと3S。ちなみに通常、市場流通にみかんとして出回るサイズは2Sまでとされ、実は3Sサイズでは小さすぎるのだといいます。
本来、サイズとしては規格外(=失敗作)なのですが、小さい分皮は薄く、甘みも凝縮されています。ここに目をつけた紀州早和のおばちゃん達のアイディアで、この「てまりみかん」が誕生したのだといいます。
みかんは、ひとつひとつ皮と筋を丁寧に剥いてあり、丸ごと「ライトシロップ」と呼ばれる甘さ控えめのシロップに漬け込んであります。スプーンですくい頬張ると、シロップと絡んだやわらかな果肉がほぐれ、ジューシーな果汁が口いっぱいに広がります。
保存がきくので、買え置きしておけば朝食やブランチにも重宝します。また、保存料・着色料・香料いずれも不使用なので、お年を召した方や、小さなお子さんがいるご家庭への手土産にも喜ばれるはずです。
残ったシロップは、もちろんそのまま飲んでももちろんおいしいですが、炭酸で割ってみかんサイダーにしたり、ゼラチンで固めてゼリーにしたりとアレンジも楽しめそうですね!