私たちの持つ感覚、世界を見るものさしは、果たして正しいのでしょうか?人間と同じ見た目をしたエイリアンが街中を歩いていても、その正体に気づく人はほとんどいないはずです。そう、私たちが普段見ている世界はこのような”表”の部分だけなのかもしれません。そんな世界の様々な”裏”の部分を、『traffic』にて開催中の個展作品から覗いてみませんか?
その人が持つ魅力を最大限に引き出してくれる、と大人の女性たちから絶大な支持を集め、「クウネル」ヘアスタイル特集では欠かさずご協力いただいているヘアメイクアップアーティスト・小原康司さんの自由が丘のサロン『traffic』。
『traffic』 は人や情報が行き交うサロン。ヘアカットのサロンでありながら、グリーンを販売していたり、ギャラリースペースがあるのが特徴です。ギャラリースペースでは定期的に作品が入れ替わり、展示販売が行われます。今回は、世界的なアワード・ウィナー、シンガポールのアートディレクターである、テセウス・チャンの新作ファッションドローイング個展が開催されています!
traffic/トラフィック
住:東京都目黒区自由が丘1-25-21
電:03-5726-3363
https://traffic-pr.com/
“BEAUTIFICATION OF ALIENS(お洒落なエイリアン)”
「私たちは往々にして他者に対して表層的なバイアスを持って接します。他者に好感を持つには、要するに見た目が仲間らしければいいのだと。でも、ドレスの中身がエイリアンだったら…?」。
テセウス・チャン初のドローイング展であり、彼にとって重要なテーマを持つシリーズ第一弾!会場では、「なかなか会えなくなった日本の友人たち」を想いながら、コースターに描いた74枚の小品(オリジナル刻印入り/うち4点は額装/ほか70点については簡易スタンド別売り)を展示・販売しています。
本展は、新作のファッションドローイングのみで構成。テセウス・チャンは、人間性や外国人恐怖症、社会的差別といったテーマを、ドレスをまとったエイリアンたちに投影しています。彼らが、あなたに送るメッセージとは…。
『traffic』プレス/中西千帆子さん
アートディレクターとして日本でも人気のテセウス・チャンの初のドローウィングはシックで華やかで心躍る作品です。なかなかお会い出来ない日本の皆さんに、手軽に買えるようにと、コースターに書いてくれた絵も、額に入れて大切にしたい作品です。コースターは1500円、お一人様4枚までご購入頂けて、その場でお持ち帰り頂けます。
テセウス・チャン(Theseus Chan)
シンガポール出身の アートディレクター。ヴィジュアル・アートと印刷媒体を中心に活動。廃棄処分対象の安価なものから最も高価で豪華なものまで、 あらゆる品質・形態の用紙や段ボールを使用し、オフセット印刷、 スクリーン印刷、リトグラフ、アクリルインクジェットなどの印刷方法と組み合わせて独創的な作品制作を続けている。
作品は香港のM+、ニューヨークのクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館などに所蔵され、 田名網敬一、山口はるみ、コムデギャルソン、ルイ・ヴィトン、 トーガ、アンリアレイジなど多くのアーティスト、ブランドとコラボレーションを行っている。東京2020オリンピックでは公式アートポスターのアーティストに選出された。
BEAUTIFICATION OF ALIENS(お洒落なエイリアン)
アーティスト:Theseus Chan(テセウス・チャン)
会場:art space “traffic”
住:東京都目黒区自由が丘1-25-21
電:03-3725-8877
会期:2021年10月21日(木)〜2021年12月13日(月)
※休廊日 毎週水曜日、第1・第3・第5火曜日 *11月3日(水・祝)は営業。
企画:亜洲中西屋(ASHU)
制作:亜洲中西屋(ASHU)/ traffic