ドイツ料理というとソーセージやザワークラフト、ニシンの酢漬けなどが思い浮かびます。ところがドイツ料理店・『ピラミッド』の看板メニューは意外にもカレー。その理由は?
ドイツ料理専門店ながら「日本で人気洋食の頂点はやっぱりカレ ー。そのカレーを看板メニューにしたかった」と、シェフの山本扶桑さん。
基本のソースは、ふんだんに入れたキャベツの甘み、ワインビネガーを効かせた酸味、そして水代わりに贅沢に使ったドイツ直輸入の樽生ビールの苦みがミックス。さらに隠し味に鰻のタレを加えた個性派。そのユニークな味覚の虜になる女性客も多く、トッピング付きのランチはいつも満席御礼。
●ソーセージカレー
器からはみ出るほどのソーセージが豪快。¥890(昼は税込)。生クリームは調整可。山本さんが「神 秘の野獣」と命名するもう一つの人気メニュー、激辛キーマカレーのソースとハーフ&ハーフで注文して楽しむ常連さんも多いのだとか。(中辛で+¥50)
ピラミッド
住:東京都中央区築地2-12-16 B1F
電:03-6226-3008
営:11:00~15:00(LO)、17:00~22:30(LO)
※土曜のランチ~14:30(LO)
休:日曜・祝日
『ku:nel』2019年7月号
写真 太田隆生/取材・文 砂塚美穂