在仏6年目の<クウネル・サロン>プレミアムメンバーの松永加奈さんのパリレポート。今回のテーマは、暮らしを支えるスーパーマーケットについて。旅先でスーパーを覗くと、現地の暮らしが伺えて楽しいものです。フランスらしい商品は何なのでしょう?
旬の新鮮なものがいっぱいのマルシェから、日用品や専門食材を扱う商店まで、個性豊かなお店が並ぶパリ。商店街からは元気いっぱいのやりとりが聞こえてきます。私は主に生鮮食品はマルシェで、コーヒー豆やお惣菜は個人店で…と使い分けていますが、日常生活にはスーパーマーケットも欠かせない存在です。
ご近所には大小さまざまなスーパーマーケット(以下、スーパー)があり、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。お米やお味噌といった日本食材はアジア系スーパーで購入しますが、普段は地元のスーパーを利用しています。いつも買うものといえば、調味料やお菓子、トイレットペーパーなどの日用品、マルシェで買い足りなかった野菜を買うことも。お国柄、スーパーのワインも種類が豊富で、乳製品も選び甲斐があります。また、フランスでは一般のスーパーでも「BIO(オーガニック)」商品が充実。「BIOスーパー」も多く、洗剤やお砂糖など、愛用品を各スーパーで購入しています。
一般的なスーパーに並ぶアイテムは、充実度の差はあれど、基本的に日本と同じですが、フランスならではだなと思うのが洗濯用洗剤。「黒もの」「色物」専用、さらに「白ものを再び白くする洗剤」まで!私は未経験ですが、聞いた話では謳い文句通りに色が復活(?)するのだとか。これらは硬水のカルキによる衣類の色落ち対策アイテムで、ほかにも「カルキ除去剤」や「掃除用ビネガー」もあり、洗濯時の必須アイテムです。ほかにも、オリジナルデザインのエコバッグや日用雑貨が充実しているスーパーでは、シーズンごとに新しいデザインが登場するのも楽しみの1つ。セールの時期になると、私もマダムたちに負けじとワゴンをチェックしています。
対面式でおしゃべりしながら買い物するのが大好きなフランス人でも、スーパーの「新商品」の文字に足を止め、「1つ買ったら2つ目半額」の赤文字に反応する姿はどこの国も同じ。さて、今日もエコバッグを持って買い出しにいってきます!
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