遠出が難しく、自由に人に会うこともままならない昨今。でも、だからこそ、気持ちが高揚したり、ほっと癒してくれる身近な存在に気付いた方も多いのではないでしょうか。〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー〉の大原真樹さんに、自分だけの贅沢品を教えていただきました。
大原真樹さん
おおはらまきさん / 『ファティマ・モロッコ』ディレクター。
アパレルのバイヤー、スタイリストを経た後「ファティマモロッコ」をオープン。渡航回数は100回を超える。著書に『女は好きなことを仕事にする』(大和書房)等
モロッコ雑貨店の草分け的存在として、女性たちから絶大な人気を誇る「ファティマ モロッコ」。15周年の節目を迎えた今年、「初めてモロッコに行くことができなかった」と、ディレクターの大原さんは話します。
「2020年3月まではもうずっと、年に6回モロッコと日本を往復する生活をしてきたので、これまでしみじみモロッコに思いを馳せるような時間は少なかったんです。でも、行けないとなると、もう懐かしくて、恋しくて……」。
そこで、日本に留まる中でも、モロッコの文化を感じられるものを、意識的に取り入れるようになりました。
「モロッコ大定番のミントティーを飲みながら、故郷の家族を案じるように、あの人は元気かな、この人にも早く会いたいな、と思いを募らせています」
●大原真樹さんのモロッコ愛について
◎モロッコをそこに感じて。発想が広がる、大原真樹さんの新バスルーム探訪
◎最初はびっくり。でもハマる。モロッコでは甘いミントティーが定番です。
◎香りは自分を整え、思考を深めてくれる。モロッコのハーブが香る「ハンマム バスソルト」
『ku:nel』2021年1月号掲載
写真 近藤沙菜 / 取材・文 権 佳恵 / 編集 鈴木麻子