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牧野植物園、モーニング、ギャラリー……高知市内で、史跡も自然もグルメも楽しみ尽くす!【地元の本屋さんとつくった町歩きガイド/高知編Part1】
飾らない町の素顔に、自然と心がほどける旅。多くの偉人を輩出し、小説やドラマの舞台になってきた高知。その魅力がぎゅっと詰まった高知市と、自然豊かな土佐清水市を旅します。
目 次
ガイドを一緒につくった地元書店
金高堂
見どころのピックアップに協力してくれたのは、高知の中心地で三代続く書店「金高堂」。おすすめの本に関連する景勝地や、地元の人気店を巡ります。
「飾らないそのまんまが見えるのが、高知のえいところやないでしょうか」。そう語るのは高知市で三代続く地元書店「金高堂」の店長・亥角(いすみ)理絵さん。高知の中心地で生まれ育ち、約15年前に夫と共に店を引き継いで以来「町の本屋さん」として人と人との繋がりを大切に、カルチャー発信の役割も担っています。
大学進学から結婚するまでの数年を関西で過ごした亥角さん。「高知を出るまでは、不便だし街も小さいし、なんでこんな僻地に生まれたがやろうと嘆いていましたが、戻って子育てをするうちに、コンパクトシティって恵まれちゅうなあと思うようになりました。史跡もおいしいものも、海も川も山もすぐそこ。県外のお客様が来た時も、特別な場所に行かず、いつもの生活圏内を案内するだけでおもてなしになるんです」
路面電車
のんびり走るレトロな路面電車。朝の停留所で挨拶を交わす学生たち。日常なのにどこか懐かしい光景が旅情を誘います。「私たちにとっては生活の一部ですが、駅じゃなくて停留所なのがまたいいんですよね」(金高堂)
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路面電車に揺られて高知城を片目に通勤。市場では生産者の顔を見ながら新鮮な食材を買い、休日には川や海に出かけてのんびり過ごす。近年はそんな暮らしに魅せられて移住してくる人も多いのだとか。「みんな人が好きで高知が好き。移住でも旅でも、来てくれた人はみんな高知の一員やき、という気持ちがあるので、自然に交流が生まれていく。そんな人懐っこさも高知の良さですね」
喫茶 SPOON
高知市街には昭和レトロな喫茶店が点在し、お手頃なモーニングや昔ながらの喫茶メニューを楽しめる。ここ喫茶SPOONは古き良き高知のモーニングが7時から13時まで注文できるとあって多くの地元客で賑わう。
住:高知市本町3-2-45 電:088-872-3978 営:平日7:00〜18:00 土日祝7:00〜17:00 休:不定休 Instagram:@spoon.1971
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感度の高いセレクトショップや飲食店は都心ほど多くなくとも、共鳴した人たちの支持を受け、その個性がぐっと尖る。そんな店を探すのも、高知の旅の楽しさのひとつ。
ギャラリーエム・ツウ
「美しいものを地方に」との想いから東京でスタートしたギャラリーとショップを併設したスペースを、オーナーの地元高知にもオープン。全国各地から集められた美しい器や暮らしの道具などが並ぶ。多彩な企画展を開催するなどカルチャーの発信地に。
住:高知市はりまや町2丁目8-12 電:088-855-4689 営:11:00〜17:00 休:火・水・木曜 http://www.gallery-m2.jp
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ペーパーメッセージ
花束のカードなどオリジナル商品が人気となり東京と大阪にも店を展開する紙雑貨専門店。「運営しているのは老舗の印刷会社さん。地元で店を構え、独自の紙文化を発信している姿勢に、高知愛を感じます」(金高堂)
住:高知市帯屋町1丁目13-23 アベニュービル1階 電:088- 822-1156 営:11:00〜19:00 休:不定休 https://www.papermessage.jp
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水源と土壌に恵まれ海もすぐそこ。新鮮な魚介や野菜、果物が手に入る高知の食レベルは高い。「高知では、食べることは生活の中で欠かせない楽しみ。評判の店を聞きつけるとすぐに人が集まり、売り切れ次第終了、みたいな店も多いんです」亥角さんが教えてくれた高知グルメは、庶民的な居酒屋から食通が通う予約困難店までバラエティ豊か。どの店も地元の食材を大切にしており、そこに共通するのは地元愛。
SOUTH HORIZON BREWING
カオリシュークリーム
居酒屋 葉牡丹
バール・バッフォーネ
「地元愛と言えば、高知の人は歴史や偉人への思い入れも強いのかもしれません」。四季折々の植物が美しい牧野植物園は、地元民も折に触れて訪れる人気スポット。2023年前期の連続テレビ小説『らんまん』のモデルとなった植物学者、牧野富太郎博士の業績が大切に受け継がれています。「働いている方たちの牧野博士への愛が深く、先生の業績を次世代へ繋げたいという思いが伝わってくるんです。高知城歴史博物館も企画展などの発信力が高く、好奇心と地元愛が刺激されます」
牧野植物園
牧野富太郎博士の業績を今に伝える県立植物園。熱帯・亜熱帯の植物が約700種類展示されている温室、土佐の植物生態園など広大な園内に見どころも多いので、ゆとりを持って訪れたい。「四季折々いつ訪れても美しく癒される場所です」(金高堂)
住:高知市五台山4200-6 電:088-882-2601 営:9:00〜17:00(最終入園16:30) 休:HPで確認を https://www.makino.or.jp
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高知城歴史博物館
土佐藩主山内家に伝わる本物の武具や歴史資料などを展示し、高知の歴史を今に伝える。「高知城がよく見える3階の展望ロビーは特等席。テラス席もある2階の喫茶店は、入場券がなくても入れる穴場です」(金高堂)
住:高知市追手筋2-7-5 電:088-871-1600 営:9:00〜18:00 (日曜日は8:00〜18:00) 休:12月27日〜1月1日 https://www.kochi-johaku.jp
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金高堂
\高知 町歩きガイドマップ/
『クウネル』2026年9月号掲載
写真/玉井俊行、マップ/尾黒ケンジ、取材・文/吾妻枝里子