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ヤマザキマリさん『星のや京都』 へ、 私を慈しむ、大人のひとり旅。【動画公開中】

星のや京都

17歳で一人イタリアに旅立った少女は才能を開花させ、〝ヤマザキマリ〟に! 世界中を旅し存分に生き、人生を享受するヤマザキさんが、自分と向き合うためひとり旅へ。行き先は『星のや京都』――。

「普段は自分の役割を常に考えながら生きているじゃないですか。例えば自分は女性であるとか、主婦や母親であるとか。そういったことから全部離して、〝一人の人間〟であるということを知る。誰かに決められている自分ではなく、向き合うのが自分しかいない場所に赴くことはとても大事だと思います。一人でいることに慣れることほど頼もしいことはありません。そのためにも、大人になってからのひとり旅というのは必要なんです」

そう話すヤマザキマリさんが、ひとり旅の目的地として選んだのが『星のや京都』。〝その瞬間の特等席へ。〟を掲げる星のやブランドの宿として2009年に誕生。嵐山の渓谷に佇み、圧倒的な自然を感じ過ごせる極上の宿です。

玄関は渡月橋、渓谷に佇む水辺の私邸へ。

星のや京都

嵐山の名所・渡月橋から専用の船に乗り、大堰川を遡ること15分。平安貴族が四季を愛で暮らすため別邸を構えた奥嵐山に『星のや京都』は佇む。

星のや京都

庭師・小島佐一が100年前に作庭した庭の意匠を継承し現代のデザインに昇華した「水の庭」。

星のや京都

数年前から「水の庭」に住む野生の鴨。

星のや京都

全国から集めた石材を使い職人が丁寧に手がけた敷地内を通る庭路地。

「京都は仕事で来ることがほとんどですが、イタリア留学時代は帰国すると、知人が住んでいる嵯峨野を母とよく旅しました。街中より自然と共生している地が好きです。京都の自然を感じる一歩離れた嵯峨野や、この奥嵐山のような。今回『星のや京都』なら特別なコンセプトがあるのかなと期待して訪れたら......居心地のいい環境もさることながら、それをさらに超えて、自分と非常に深く向き合える場所でした。どんどんエネルギーを蓄えたくなる。周囲の自然も空間もホスピタリティも、一人でいることを包み込んでくれる宿ですね」

星のや京都

すべて違うデザインの客室は8タイプ・25室。敷地の最も奥に位置する「月橋メゾネット」。2階には嵐山の景観を堪能できる書斎と寝室。

星のや京都

その1階は星のやオリジナル竹の椅子で寛げる和室。

「奥の庭」で枯山水の風情と緑に包まれて。

星のや京都

燻し瓦と白砂を波紋に見立て枯山水を表現した「奥の庭」。樹齢約400年のオオモミジが茂る憩いの場所。『星のや京都』の「奥嵐山の夏ひとり旅」プランでは夜と朝に呼吸法を重視したストレッチも開催。「ここに立って呼吸するだけでエネルギーチャージできるよう」とヤマザキさん。

じつは、ヤマザキさんが11年間暮らしたイタリア・フィレンツェと京都は姉妹都市という縁も。「古の人々が築いたものが遺り、それが大切な資源となり、多くの人を呼び込む。両都市の似ている点を訪れる度に感じます」

日々の喧騒から離れ、読書で時忘れ。

星のや京都

フロント横に設けられた「ライブラリーラウンジ」。嵐山の景観を愛でながら季節のお茶菓子と飲み物が楽しめる。外には「空中茶室」と呼ばれるデッキが設けられ、晴れた日の特等席に。

星のや京都

蔵書は、京都の書店恵文社一乗寺店が選書。旅先での思いがけない出会いがあるようにという思いを込め、選りすぐった約70冊が並ぶ。

星のや京都

読書家のヤマザキさんも気になる本を手に取って、しばし読書タイム。「奥嵐山の夏ひとり旅」プランでは、ライブラリーの本が客室や屋外など好きな場所で読める。

「京都の自然は他の地では感じることのできない、人間とその社会の移り変わりを、俯瞰で見続けてきたような、静かな品格のようなものを感じます。それとちゃんと共生する形で『星のや京都』は存在している」

味わったり、初めて体験したことなど、ヤマザキさんの『星のや京都』への興味関心は尽きません。

旬の食材×独創的発想の新・日本料理。

「いただいた会席『真味自在』の味はもちろん、多品目のお料理をきちんと味わえる量で〝味覚を楽しんでください〟というメッセージも受け取れ、ちょうどいいお腹の満足感でした」。また、香りを切り口にした「薫香bar」と「聞香(もんこう)」もヤマザキさんには新鮮な体験に。「ありとあらゆる世界中のお線香を集めるほど香り好き。ウイスキーと香木を一緒に楽しむという発想、念願の聞香体験、どちらも新たな驚きです」

星のや京都

「なんて美しくておいしい!」とヤマザキさんも感激した「真味自在」の会席料理。涼椀「雲丹 トマト 葛」は、仏料理の技法を取り入れたトマトを丸ごと味わう夏らしい一皿。

星のや京都

凌ぎ「車海老 万願寺唐辛子 クスクス」は、シャリに見立てたクスクスに夏に旬を迎える車海老を合わせたちまき寿司。「奥嵐山の夏ひとり旅」プランでは、料理とともにアルコールとノンアルコールから選べるペアリングドリンクも味わえる。

香りを聞き味わう、感性が開く時。

星のや京都

ヤマザキさんたっての希望で「聞香」を体験。室町時代に始まった香道の一種の優雅な遊びを満喫。

星のや京都

250年以上の歴史ある老舗「山田松香木店京都本店」が監修した香木や香原料×ジャパニーズウイスキーの組み合わせで香りを味わうスタッフが考案した「薫香bar」。「ウイスキーを香りとともに楽しみながら、香木を聞くという新発想。両方の香りをマッチングさせるなんて新しい発見です」

格別の地で一人過ごしたヤマザキさん。改めて大人こそひとり旅をと続けます。

「人には、ひとり旅でなければ気がつけないことや集中して考えられないことがたくさんあると思います。家庭や社会の中で日々一生懸命に生きている自分の、心の声を聞き取れるのも、一人でいるときだけです。そんな自分を慈しみ、労わるための時間を思い切ってつくってみてください。一人でも大丈夫なんだ、という頼もしい自分を自覚してください。行き先は人混みで賑わう場所ではなく『星のや京都』のように、静寂の中で歴史や自然など、自分の想像力や感受性とたっぷり向き合える環境がおすすめです。一泊二日でしたが、おかげさまで良質のエネルギーチャージができました」

動画もぜひご覧ください

PROFILE

やまざき・まり

漫画家・文筆家・画家。1967年東京都出身。84年渡伊。国立フィレンツェ・アカデミア美術学院で油絵と美術史専攻。97年より漫画家として活動。『テルマエ・ロマエ』でマンガ大賞2010、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。弊誌人気連載『わたしの扉の向う側』は11年目を迎える。旅と温泉をこよなく愛する。

Check!

ヤマザキさんも体験した大人のひとり旅を堪能できるプランをはじめ、星のやでは、季節ごとに様々なプランや催しを実施しています。 詳しくは星のや公式HPをご覧ください。

【奥嵐山の夏ひとり旅】
期間:〜2026年8月31日
料金:189,078円〜(1室1名)
定員:1日1名
予約:公式サイトより7日前まで受け付け

星のや京都

住所:京都市西京区嵐山元録山町11-2
TEL:050-3134-8091(星のや総合予約)
チェックイン:15:00〜
チェックアウト:〜12:00
アクセス:阪急嵐山駅より舟待合まで徒歩約10分、京都南ICより車で約30分
料金:227,000円〜(1室1泊あたり、食事別、税・サービス料込)
公式サイト:hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/

『クウネル』2026年9月号掲載
写真/田中陽介、ヘア&メイク/田光一恵、取材・文/河田実紀

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『クウネル』NO.140掲載

旅を深める本76冊と歩く、京都。

  • 発売日 : 2026年7月17日
  • 価格 : 1,080円 (税込)

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