4部屋63㎡にエアコン1台の解決策。「サーキュレーター」導入で、真夏の夜が劇的変化
〈クウネル・サロン〉のプレミアムメンバーで、人気イラストレーターの柿崎こうこさん。柿崎さんの現在の住まいは、エアコンが1台しか設置されていません。エアコンがない寝室で質の高い睡眠をとるために、この夏サーキュレーターの購入を決意。柿崎さんが快適な暮らしのために実践していることとは?
眠れない夏、サーキュレーター導入で4年目の快眠
今の住まいに引っ越して4度目の夏、ようやく安眠できる環境に辿り着きました。と言いますのも、わが家にはエアコンが一台しかありません。部屋数は4部屋、広さ63平米。この数字を見て「それはちょっと大変」と、想像できる方はどれだけいらっしゃるでしょうか。
1台しかないエアコンは、ダイニングキッチンにあります。
これまで、夏の就寝時はエアコンを入れたままにして、寝室に扇風機を置いていましたが、暑くて夜中に何度も目が覚めてしまいます。朝方、束の間深い眠りに落ちる頃に陽が昇り、気温の上昇とともに汗だくで目が覚めるという毎日でした。これが夏の間じゅう続くと本当に心身参ります。エアコンがない仕事部屋も同じく、午後の数時間は温室状態。
わが家は賃貸物件なので自費でエアコンをつける選択肢もありますが、本当に暑くて本当に寒いのは、それぞれ1年のうち1ヵ月あるかないか。そう思うとこれまでは踏み切れずにいました。
でも、「今年もまたあの眠れない夜を過ごすのはもう勘弁!」是が非でも抗いたく、いろいろ調べ策を講じてみました。そして問題解決!
策はひとつふたつありますが、なんといってもサーキュレーターの導入です。
一般的な方法ではありますが、これまで私が耳を傾けていなかったというか……そんなことでそう変わるはずがない、と選択肢に入っていなかったのです。
サーキュレーター、すごいです!ただしエアコンと扇風機の併用は必須です。睡眠時は、こんなことをやっています。
睡眠時にしている、冷風のバトンリレー
1.エアコンの設定はこれまでと同じく除湿弱か冷房28℃にする。
2.エアコンの下にサーキュレーターを置く。(首は振りません)
3.サーキュレーターの向きを寝室と仕事部屋の方向へ向ける。
4.寝室前の廊下に扇風機を置いて、サーキューレーターから送られてくる冷風を寝室に送り込む。冷風のバトンリレーをするイメージ。
実践していることは、たったこれだけです!熱帯夜でも寝苦しさで目が覚めることがなくなり、朝まで快適に眠ることができています。最初の頃は、気のせい?そう信じたいだけ?と半信半疑でしたが、まもなく1ヶ月、ずっと快眠です。
コンパクトな部屋や各部屋にエアコンがあって快適という場合も、サーキューレーターを使うと効率よく室内の空気を循環させて室温を一定にするので、冷暖房を強くしなくてもよく、節電になるそう。気になる電気代は、モーターの種類や強弱にもよりますが、1時間1円前後が多い印象。
以前の、寝室で扇風機をまわす使い方は、ぬるい空気をかき回していただけだったということも判明。仕事部屋も、暑くてどうしようもないということがなくなり、エアコンのあるリビングキッチンに移動した途端に「寒っ!」となる、家内室温差問題もなくなりました。
猛暑を乗り切る併用アイテム
もうひとつの対策は「冷感敷パッド」。体が冷えすぎちゃったらどうしよう!と思ったけれどその心配はなし。
冷たさを選べるものは、一番冷たいタイプを選んで間違いない気がします。
また、エアコンの冷風は床の方に流れてくるので足元が冷えます。サーキュレーターの導入で、以前よりスースーしなくなりましたが、夏場も「レッグウォーマー」で足元を冷やさないようにしてます。
これまでの夏は、寝る時間が近づくと憂鬱でしたが、今はルンルンです。寝室が寒すぎることもなく本当に快適。よく眠れるので、夏疲れが昨年までとは全然違います。これがなにより。
夏以外にも、洗濯物の部屋干しや暖房と併用もできるので、一家に一台サーキュレーター、心からおすすめです。
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この記事の
プレミアムメンバー
柿崎こうこ
1970年生まれ。雑誌や書籍、広告媒体などで幅広く活動中。著書は「50歳からの私らしい暮らし方」(エクスナレッジ)。40代半ばからはじめた、自身の暮らしや心身を整える小さな工夫を綴ったイラストエッセイ。体と心の美容と健康をテーマにした最新刊「50歳からの私にちょうどいい美容と健康」(CCCメディアハウス)も好評。
HP:kakizakikoko.com
Instagram:@kakizaki_koko