今年こそすっきり暮らす!「断捨離」提唱者やましたひでこさんの自宅公開&メッセージ
暮らしに必要のないモノを捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽でシンプルな生き方を目指す「断捨離」。その提唱者であるやましたひでこさん監修の新刊『小さな断捨離が呼ぶ幸せな暮らし方』(主婦と生活社)が発売となりました。そのなかから、クウネル・サロン読者に特別に、やましたさんのメッセージとご自宅の写真を紹介します。
断捨離は、「1つ捨てる」から始められる幸せを呼ぶ暮らし方。
不要なモノを捨て、暮らしに余白をつくり、モノに縛られない自由を手に入れる……。そんな生き方を提案するやましたひでこさん。気持ちの良い人生のためのメソッドとして、すっかり定着した「断捨離」の生みの親です。
そんなやましたさんの新刊『小さな断捨離が呼ぶ幸せな暮らし方』は、やましたさんと、やましたさんの元で学んだ断捨離トレーナー7名の自宅を紹介しています。断捨離へのこだわり、断捨離上級者ならではの断捨離成功テクニックから、清々しい生き方のヒントを見つけてみてください。
やましたひでこさんからのメッセージ
あなたの住まいが片づいていないのは、あなたが片づけていないから。
けれど、モノが散らかるのはけっしてあなたのせいではないのです。
それは、モノがただただ多すぎるから。
そう、あなたの手に余るモノの数々。
そう、あなたの手に負えないモノの数々。
そう、あなたの手の施しようもないモノの数々。
モノのはみ出し、モノあふれ、モノまみれ。
そんなひしめくモノたちを前にして、そんな夥しいモノたちに囲まれて、
あなたは今、ため息をつき、
あなたは今、息を詰まらせて、
あなたは今、息苦しさの中にいるのかもしれない。
さあ、ここから始まる七人の断捨離トレーナーの物語。
一つ一つのモノに向かい合い、一つ一つのモノとの関係を問い直しながら、自分を取り戻していくそれぞれの断捨離。
おずおずと始めた断捨離は、やがて、果敢な取り組みとなって、
生活を変え、人間関係を変え、人生までも変えていく。
余計だったモノを一つ捨てれば、
無用となったモノを一つ捨てれば、
意味をなさなくなったモノを一つ捨てれば、
入れ替わりに心地よさが一つ一つ、いえ、いっぱい流れ込んでくる。
さあ、あなたも、この断捨離の醍醐味を
存分に味わって下さいますように。
やましたひでこ
断捨離は人生を「クリエイト」する手段です
「断捨離」という言葉が一般化するにつれて、やましたさんの思いとは違う“掟”がひとり歩きしてしまうことも。
「モノを増やしてはならない、何でも捨てなきゃいけない、と思っている人もいますが、そうではありません。自分の軸でちゃんと選び抜いていきましょう、ということ。モノを取捨選択する際、『要・適・快』『不要・不適・不快』を見極めようと叫んできましたが、最近、新しい“モノサシ”を手に入れたんです」とやましたさん。それは、「しゃれているか、みっともないか」と自分に問いかけること。
「見た目もふるまいもあり方も生き方も『見苦しい』より『みっともない』と言われたほうがこたえません? つまりセンス。センスというと難しい気がしますが、じつはセンスとは余白。よく『私、センスないから』と言うけれど、余白があると見えてくるんです」
やましたさんはまた、手入れの大切さを強調します。
「私たちは手に入れるけれど、その後は手入れをしない。逆に手入れをすると、ちゃんと手の内に留まる。人間関係も同じでしょう? 空港のトイレがいつも気持ちいいのは、お掃除してくれる人たちのおかげ。手入れ=メンテナンスは非常に価値があるんです。お給料を倍にしないと!」
本書の断捨離トレーナー7人が、どうモノを選び、どう手入れをしているかにもぜひ注目を。
※本記事は『小さな断捨離が呼ぶ幸せな暮らし方』(主婦と生活社)の抜粋です。
小さな断捨離が呼ぶ幸せな暮らし方~断捨離トレーナー7人が手に入れたごきげんな住まい
「断捨離」の提唱者、やましたひでこさんの元で学んだ断捨離トレーナー7人の方々のお宅を公開。断捨離へのこだわり、断捨離上級者ならではの断捨離成功テクニックを紹介。さらには断捨離を始めたきっかけ、それまでの暮らし、断捨離を始めて訪れた変化、断捨離が呼び起こした思わぬ奇跡まで……。断捨離によって激変した、それぞれの人生の物語が紐解かれます。