【大人の旅】フィンランドの美しき港町・ヘルシンキでサウナとショッピングを楽しむ極上のひととき
日本国内の水際対策が終了し、久しぶりに気持ちよく海外旅行ができるようになりましたね。今回訪れたのは、北欧・フィンランドの首都であるヘルシンキの街。美しき港町の魅力的な観光スポットと、おすすめのお店をお届けします。
目 次
フィンランド料理や海鮮が楽しめるマーケット『カウッパトリ』
日本とフィンランドの時差は6時間。深夜便で羽田を断ち、『ヘルシンキ空港』に到着したのは現地の朝4時頃でした。まだ空港外のお店は開店していないので、空港の中で簡単な朝食を済ませ、9時頃から開き始めるマーケット市場『カウッパトリ』を訪れることに。
『カウッパトリ』へは、ヘルシンキ中央駅から歩いて15分ほどで辿り着きます。マーケットは観光船の停まるエテラ港沿いにあり、海風を感じながら、ショッピングや食事が楽しめます。
Kauppatori(カウッパトリ)
Eteläranta, 00170 Helsinki, Finland
フィンランド式サウナが楽しめる『アッラス・シー・プール』
フィンランドといえば、やっぱり外せないのがサウナ!『カウッパトリ』から見える青い観覧車を目印に進んでいくと、フィンランド式サウナが体験できる施設・アッラス・シー・プールに辿り着きます。
更衣室とシャワーブース併設のため、サウナの写真は撮れませんでしたが、サウナ室は8人程度が小さな小屋となっていました。なお、サウナやプールには水着の着用が必須です。
サウナ室には水の入ったバケツとレードルが用意されており、サウナストーブのストーンに水をかけて“ロウリュ”が楽しめます。サウナ室には窓が設けられていて、中から海を眺められるのも魅力的でした。
サウナを楽しんだあとは水風呂へ。といっても、人工的に用意された水風呂ではなく、ただテラスの床をくり抜いたもの。テラスは海の上にあるので、冷たい海水にドボンとダイブするスタイルです。
この日のヘルシンキの最高気温は23℃ほど。海の中に水着で飛び込むと、海水は思わず悲鳴が上がるほどの冷たさ!でも、プールサイドに上がりベンチで外気浴していると、体が“ととのう”快感がやってきます。観光船の走る穏やかな海を眺めながらの外気浴は、日常のストレスも吹き飛ばしてくれる気持ち良さでした。
Allas Sea Pool(アッラス・シー・プール)
Katajanokanlaituri 2a, 00160 Helsinki,Finland
北欧デザインのお土産が手に入るクリエイターズショップ『U26 SHOP』
ヘルシンキ中央駅から『カウッパトリ』へ向かう途中にある大きなエスプラナーディ公園の周辺には、世界的に愛される人気ブランド『マリメッコ』や『アラビア』のほか、北欧デザインのかわいいアイテムが手に入るさまざまなお店が軒を連ねています。『カウッパトリ』の入り口と、エスプラナーディ公園の出口の間にある『U26 SHOP』もそのうちのひとつ。
筆者が店内でとくに目を引かれたのが、こちらのモノトーンの食器たち。作品名を見てみると〈Nerikomi〉と書かれています。「えっ、日本語?」と驚いていると、食器のデザイナーであるKati Gersさんが「それは私がつくった器なんです」と声をかけてくれました。
白と黒のマーブル模様の器はその名の通り、2色の磁器を“練り込み”、Katiさん自身が手で成形してつくっているそう。繊細な印象ですが、丈夫なつくりで食洗機にかけても大丈夫なんです。
「いつでも眺められるようにしたい」と思い、我が家では食器としては使用せず、アクセサリー置き場として棚の上に飾ることにしました。
U26 SHOP
Unioninkatu 26, 00130 Helsinki,Finland
掘り出し物が見つかるセカンドハンドショップ『ファサーニ・アンティーク』
ヘルシンキは、実はアンティークショップやセカンドハンドショップが多い街でもあります。円安の影響でブランド品などがますます手に取りにくい価格になってしまっている中、セカンドハンドショップには驚くような低価格の素敵なアイテムが並んでおり、邦人観光客を魅了してくれます。
中でも、ヘルシンキとロホヤの2箇所に店舗を構える『ファサーニ・アンティーク』は、圧倒的な商品数を誇る、まさに“宝の山”! 掘り出し物がザクザク見つかります。
なお、ヘルシンキではキャッシュレス化が進んでおり、市場を含むほとんどのお店でVISAやアメリカン・エキスプレスなどのクレジットカードが使用できました。前回訪れた際は空港や街でいちいち両替していたのでびっくり!
クレジットカードのほうが手数料も安く済むので、ヘルシンキを訪れる際は、ぜひ両替は少なめにしておくことをおすすめします。
ファサーニ・アンティーク
Korkeavuorenkatu 5, 00140 Helsinki, Finland
文・撮影/藤間紗花