【広瀬裕子さん、57歳からのシルバーヘア計画10】帽子でぺしゃんこ問題が解決
エッセイストの広瀬裕子さんは57歳になり、ヘアカラーをやめ、シルバーヘアにしてみようと思ったそう。その過程をクウネル・サロンで寄稿してくださいます。
シルバーヘアへの移行期も1年以上となりました。今回は梅雨時の悩みを解消。大人の編みこみに続き、第10回目。「帽子を脱いだら髪がぺしゃんこ問題」についてです。
目 次
帽子はシルバーヘア移行期にちょうどいい
夏──です。外出時の必需品は「日傘か帽子」というほど暑い日がつづいている。この夏、わたしは気に入った帽子との出合いもあり、帽子を手にし外へでることが多い。帽子は強い日ざしをさえぎってくれる役目もしてくれるのと同時に髪色の変化もかくしてくれる。夏だけではなく、帽子はシルバーヘア移行期にとても合う。
ただ困ることもある。帽子をぬいだ時、髪の毛がぺしゃんこになっていることだ。マナー的には、時と場所によりかぶりつづけることもできるけれど、そういかない時もある。ぺしゃんこになったヘアスタイルを見せるより帽子をかぶったままの方が失礼ではない時と、取ったほうがいい場面と、どちらが適切なのか迷うことがある。
帽子でつぶれたヘアスタイルはさっとクリップでまとめて
と、いうことを、サロンの方に相談したら、クリップでさっとまとめればいいと教えてくれた。いつものように髪をヘアアイロンでかるく内巻きにしておけば、クリップだけで大丈夫という。そして、まとめた髪がきれいに見えるよう、毛先を少しカットしてくださった。
#idea1 まとめ髪
#idea2 ハーフアップ
すきな帽子が、髪色の変化をポジティブにしてくれる
実は、わたしは帽子が苦手だった。苦手と思っていたのは、似合う帽子に出合っていなかったというのが、この夏、わかった。自分がきれいに感じる形や色で似合うものとの出合いがあれば、苦手もすきに変わる。いまかぶっているのは、メンズのもの。これからはジェンダーに関係なく「いい」と思ったものは試してみようと思う。また、秋冬の帽子も考えている。すきな帽子があれば、髪色の変化も悩みからたのしいに変わる。
ヘアカット・撮影/薫森正義
ヘアアレンジレクチャー/秋田由依
Rougy
これまでの「57歳からのシルバーヘア計画」
SHARE
この記事の
プレミアムメンバー
広瀬裕子
執筆のかたわら、50歳から空間設計の仕事をはじめ、現在は設計事務所の共同代表としてホテルや店舗、レストランなどのディレクション、フードアドバイス等にも携わる。著書に『55歳 おとなのまん中』(PHP研究所)など多数。
Instagram:@yukohirose19