【広瀬裕子さん、57歳からのシルバーヘア計画9】梅雨時の悩みを解消。大人の編みこみ
エッセイストの広瀬裕子さんは57歳になり、ヘアカラーをやめ、シルバーヘアにしてみようと思ったそう。その過程をクウネル・サロンで寄稿してくださいます。シルバーヘアへの移行期も1年以上となりました。今回は前髪は顔の雰囲気を左右しますに続き、第9回目。大人のまとめ髪におすすめな〈編み込み〉について。動画解説もあります。
梅雨時の広がりを解消
梅雨時になると湿度で髪の毛が広がりまとまりにくくなる。多分、わたしだけではなく「そうそう」と言う方も多いはずです。スタイルがまとまらず、髪の色も中途半端となると「カットしようかな」「やはりカラーを再開しよう」という気持ちが芽生え「シルバーヘア計画」を変更したくなってくる。梅雨の季節をどう乗り切るか──。それが、シルバーヘア移行期においては重要だと感じている。
そんなことを話していたら「編みこみはどうですか?」とサロンのアシスタントの方がつぶやいた。髪の長さが足りない気がしたけれど、その点はやはりプロ。カットブローのあと、手際よく、さくさくと編みこみをしてくださった。肩につくかつかないかの長さでも、きれいに編みこみができるのですね。
華やかな席にも良さそう
できあがったスタイルを見て思ったのは、髪の色がきれいに見えるということ。シルバーヘアと元の髪の色がうまく混じり合い、なんとも言えないニュアンスを醸しだしている。いつもは2色の髪色になってしまうヘアスタイルも、編みこみをすることで、ほぼシルバーヘアのように見える。
少し改まった席に出る時などは、編みこみをすると髪の色が気にならない上、いつもより華やかな雰囲気になるのでお勧めしたい。
以前、SNSのコメントで「結婚式に出るために伸ばしかけのシルバーヘアをカラーで元にもどしました」という方がいらしたけれど、編みこみをすれば立場的にも、気持ち的にも、大丈夫かもしれない。
サロンに伺った日は、ヘアアクセサリーを持っていかなかったので、髪を編んでいただいただけになってしまったけれど、編んだ先の結び目にバレッタなどをすれば、さらに落ち着き、すてきになるだろう。
いままで編みこみは、かわいらしく似合わないと思っていたけれど、髪の色が変わったことであまさが抑えられ違和感がなくなった。自分でも編みこみができるようになれたらいい。
「シルバーヘア計画」は、1年経つとできることが増え、アレンジの幅も広がる。最初は「カバーしたい」「かくしたい」と思ってはじめた工夫でも、いつの間にか、アレンジも、経過そのものも、たのしくなってくる。シルバーヘアにしようか迷っていた頃のわたしに「大丈夫。やってみて」と、いまのわたしから伝えたい。
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この記事の
プレミアムメンバー
広瀬裕子
執筆のかたわら、50歳から空間設計の仕事をはじめ、現在は設計事務所の共同代表としてホテルや店舗、レストランなどのディレクション、フードアドバイス等にも携わる。著書に『55歳 おとなのまん中』(PHP研究所)など多数。
Instagram:@yukohirose19