専門店、老舗が多く集まる銀座ですが、民芸品店の老舗もあります。昭和8年より銀座に店を構える『銀座たくみ』にお邪魔してきました。
夏真っ盛り、少し遅くなってしまったのですが夏支度のひとつとして、うちわを新調しました。意外と消耗品のうちわ、数年置きに新調しています。我が家ではうちわは民芸品店『銀座たくみ』と決めています。
銀座の外堀通り沿い、ほとんど新橋と思えるほどの場所にある『たくみ』。日本と世界の手仕事の中から、よいものを厳選し、現代生活に適した民藝品を紹介しています。圧倒的な品ぞろえで、知識豊富な店員の方とお話を伺うのも楽しいです。
うちわは型染めのものが中心。着物を染めるのと同じ手法で和紙に型紙をあて、防染糊を置き、色を差し、水洗いして染め上げた型染紙をうちわの伝統産地・四国丸亀で仕立てたものです。大胆な図柄のものが多く、それがとてもグラフィカルで、インテリアのアクセントになるのです。全国さまざまな作家さんのものが揃いますが、私が選んだ図案は土手武彦さんという方のもの。人間国宝・芹沢銈介に師事した84歳の作家さんです。
コロナの影響で約2か月もクローズしていたという「たくみ」。そのおかげで、いままでにはない品ぞろえでした。人気のかごやざる、焼き物もたっぷりありました。ご興味のある方、ぜひぜひ足を運んでくださいませ。(なかなか店頭で見かけられない小鹿田焼きのうるか壺もゲット!)
銀座たくみ
住:〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目-4-2
電:03-3571-2017
営:11:00~19:00
休:日曜、祝日