サンドイッチ用のパンに生クリームとフルーツをはさんだフルーツサンド。日本オリジナルの魅惑の食べ物です。なかでも、バラがプリントされたブルーの箱に入った『銀座 千疋屋』のものは、特別感があり、手土産にもぴったりなんです。
銀座四丁目の交差点から数寄屋橋交差点に行く途中にある 『銀座 千疋屋。』 明治時代にフルーツ専門店からスタートし、「もっと気軽にフルーツを楽しんでほしい」と、大正時代に日本初の「果物食堂フルーツパーラー」を開業したという歴史があります。フルーツポンチを始めたのもこちらなのだとか。
日本中のおいしい果物が揃い、「ここで買えば間違いない」という超一級品が手に入ります。2Fのパーラーではパフェやカットフルーツが頂けますが、その中でも私が大好きなのがフルーツサンド(1,296円・税込)。店内でもいただけるのですが、テイクアウトもできます。
いちご、メロン、りんごなどのフルーツがサンドされたサンドイッチは、とにかくフルーツが甘い。フルーツの味が濃く甘いので、クリームの甘さは控えめ。しっとりしたパンとクリームがよくなじみ、シャキシャキとしたりんごの歯ごたえ、ねっとりとしたメロンの風味が際立ち、ケーキのようなサンドイッチなのです。かといって、ケーキのようにしつこくなく、後味はさっぱりです。
ターコイズブルー地に赤いバラのパッケージに入ったフルーツサンドは、ひと目見ただけでウキウキすること間違いなし。自分へのご褒美スイーツに、はたまた女子会の手土産に……。幸せをもたらす魅惑の食べ物です。