「双子の息子が進学のために家を巣立ってから、インテリアを楽しむようになりました」と語るイラストレーターの石川三千花さん。パリやロンドンの蚤の市で集めた食器や花瓶など、夫婦の好みが詰まったお部屋。陽気な暮らしぶりを想像させるビタミンカラーが満載です。
石川三千花/いしかわみちか
映画、ファッション批 評のイラスト&エッセ イの第一人者。『石川 三千花の勝手にシネ マ』ほか著書多数。息 子が巣立ち、夫と保護猫ネコゾーと暮らす。
目の前は都内でも有数の自然公園。 「春になると桜が咲くし、夏はテラスにテントを出してBBQしたり、 朝食を食べたり、借景を存分に楽しん でいます」という石川三千花さん。
「家具はほぼ夫の作品。 収納棚やキャットウォークも作ってくれました。結婚前はお金を払ってたけど、今はタダでうれしい」とチャーミングに笑います。
部屋の中でひときわ目を引くのが壁に設置された大きなライト。 「昔ミラノのサローネに行った時に出会った、ヤコポ・フォッジーニというイタリア人アーティストの作品。本当はこんな低い天井の部屋に飾るもんじゃないんだけれど、暗くなるとまた存在感が出ていいの」
カラフルなアートや家具に負けない存在感を放っていたのがモノトーンの 愛猫ネコゾー。
「仕事中も寝る時も、 トイレに行く時も一緒。今はネコゾーファーストの生活を楽しんでいます」
写真/玉井俊行 取材・文/吾妻枝里子 再編集/久保田千晴