大阪を拠点に、美しいボタンジュエリーを生み出している片山優子さん。68歳になる今も毎日創作活動を続けています。そんな片山さんが、来月4/13より大阪府箕面市のライフスタイルショップ『about her』にて企画展を開催します。
さまざまなボタンを組み合わせたオリジナル作品を生み出す、アーティストの片山優子さん。幼い頃からファッションを愛し、40年以上プロのスタイリストとしてファッション業界で活躍。その知識と経験をもとに、2009年にアーティストへ転身。ボタン作品を作りはじめます。
翌年2010年にはパリやイタリアなどをはじめとするヨーロッパでも展覧会を開催するなど、海外でも注目を集めているアーティストのひとりです。
片山さんが生み出すボタン作品は、主に胸元に着けることを考えられたもの。
国内外問わず、さまざまな年代と背景のボタンを片山さんが選び抜いたボタンをひとつずつ丁寧に紡いで、世界にひとつだけの作品を完成させています。そのセンスや美しさだけではなく、片山さんのボタンへの深い愛情が、伝わってくるような熱量を作品から感じます。
また、ボタンの概念に囚われず、ユニークなキャラクターや昆虫のボタンを用いたクリエイティブも話題です。
そんな片山さんの作品を久しぶりに見ることができる企画展が4/13(水)〜4/26(火)に開催されます。会場は、大阪府箕面市のライフスタイルショップ『about her』。今回の企画展では、100点ほどのボタン作品が並びます。
本展の注目ポイントは、ボタン作品をより日常的に手に取っていただきたいという想いから実現した、特殊技法のプリント加工を施したアパレルアイテム。本展の会場であるabout herとのコラボレーションで、その名も「about button」。
Tシャツ・ワンピース・帆布バッグをラインナップ。
「about button」は立体的なボタンのクオリティをそのままデザインに落とし込み、まるで片山さんのボタン作品を身につけているかのような光沢や質感、透明感に感動すること間違いなし。特殊なフォトプリントで、ボタンの凹凸感を表現しているそうです。
4/20からはオンラインでも発売開始をするそうなので、遠方の方は要チェックです。
さらに、片山さんのコレクションから約300点のボタンを公開する「ボタンの博物館」も同時開催。18世紀後半にボタンの世界に新風を吹かせたと言われるカットスチールボタンをはじめ、宝石に引けをとらない華麗さの黒ボタンや、日本を代表する陶磁器ボタンの薩摩焼ボタンなど、歴史的にも価値のある貴重なボタンを生で見るチャンス!
4/17(日)は、パフォーマンスチーム「BLACK」 のショーを全3回(12時〜、14時〜、16時〜)で開催。ファッションモデル、ダンサー、マイムアクターが集まったチームの実験的なパフォーマンスを披露します。片山さんのボタン作品を身に纏った、サクソフォン奏者の小川幸子さんの生演奏もお見逃しなく!
片山優子企画展『よそおう』
会期:4/13(水)〜4/26(火)
住:大阪府箕面市船場東2-6-55 about her
時:11:00〜18:00
https://www.about-her.jp/
片山優子さんInstagram:@yuukokatayama