いいと思うものが母娘で同じだという、おしゃれ環境豊かな青木令さん、貴子さん親子。お互いのアイテムを継承しあい、新しいファッションも共有しながら楽しんでいるというお二人の着こなしをご紹介します。
青木貴子/あおきたかこ
ファッションスタイリスト、ファッションディレクター。雑誌・広告を中心に活躍している。ジュエリーブランド『allan』のデザイナーも務める。
青木令/あおきれい
1935年生まれ。最近シルバーヘアにチェンジ。1日1時間の運動が日課。今年は2人で着物ももっと着たいとのこと。
「服が大好きなんです、もっといろいろ着てみたい」と令さん。若いころから海外メゾンの服にも親しんできた、飛び切りおしゃれな80代です。
「チャレンジを忘れない母に刺激を受けます。よく買い物も一緒に行きますが、すすめると躊躇せず着るんですよ、進化してる」(貴子さん)
貴子さんも、90年代のマルジェラのジャケットと母譲りの80年代シャネルブラウスに新しいベストやスカートをレイヤード。母娘して温故知新の精神が貫かれています。
お互いが譲り受けたアイテム。
今身につけるものに加え、いつかまた!という服・小物が令さんのクローゼットにはたくさん控えているそう。「母が古い物を大切に手入れしているので、家庭内ヴィンテージは充実。譲られるとブラッシュアップしたり工夫して身につけています。母もテイストがしっかりあるから古い物でもアップデートできるよう」(貴子さん)
「子供には珍しいほどシンプルな服を着せてた」(令さん)「それがよかったね。揃ってモノトーン好きだし、いいと思うものが同じって今嬉しい」(貴子さん)
写真/玉井俊行、取材・文/原千香子、再編集/久保田千晴
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