クラスでビリ、TOEICも230点だった私が英会話本を出すなんて!?

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〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーのKayoさんこと重盛佳世さんのライフスタイルエッセイです。『全くダメな英語が1年で話せた!』シリーズが累計28万部を超えるヒットを飛ばし、いまや「英語の達人」として人気のKayoさんですが、その前には黒歴史があったようで……。

私と英語には長い歴史があります。遡ること数十年……。中学1年生・3学期の英語テストで、私はクラスで最低点を取りました。本人よりも親がショックを受けて、英語が得意だった親戚のお姉さんの家に毎週末(当時は週休1日だったので日曜日)通って英語の勉強をすることになりました。するとどんどん英語が面白くなってきて、成績も上がっていきました。高校に入ってからも週末の英語レッスンは続き、とうとう高校2年の進学テストでは、英語でクラスのトップを取りました。学年でも3位になり、嬉しかった思い出があります。

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親戚のお姉さんの家に通った道。こんなのどかな田舎で育ちました。

いったん上昇した英語力も急降下

高校2年と言えば、将来のことも考え始める時期。私は、「どうせだったら、好きなことをやって生きていきたい!!」と、大好きな美術の世界を選択し、美大を目指すことを決意しました。すると今までの英語熱も消え、週末の英語レッスンにも行かなくなりました。そして美大受験のために全精力を注いだ結果、私の学力もどんどん低下。一浪して美大に入った時には、またもや英語は最下位のクラスになりました。それでも美大でのデザインの勉強やモノづくりに魅了され、楽しい4年間を過ごしました。

高2でデザインの道を選んだことがすべての始まり。しっかり今につながっています!

就職先は大手アパレルスポーツメーカー。スポーツを愛する明るい同期と一緒に新入社員研修を受けました。美大卒の私からしたら、普通大卒の人たちがとても新鮮!20代前半の私たちは研修期間が楽しすぎて、夜も寝ずに遊んでいました。それ故、私はTOEIC(*)のテストで寝てしまい、残り30分で適当にマークシートを塗りつぶし ⇒ 結果は230点。1000点満点で4択だから、一番端だけ塗りつぶしても250点は取れるだろうに、私の点数はそれ以下(汗)。またもや同期で最下位になり、上司からも「大丈夫か?」と……。私は右手で左腕を叩きながら「大丈夫です、腕で採用されましたから!」と苦笑い。

(*)TOEIC[トイック]は、英語のコミュニケーション能力を測定する世界共通のテスト。私の元会社でもグローバルビジネスに力を入れていたため、新入社員時にそれぞれの英語の能力を試されました。

その後は、宣伝やPRの仕事で頑張ったものの、やはり英語にはコンプレックスが。個人で英語の通信教育をやったり、会社で率先する英会話教室にも参加しました。英会話本やCDもどれだけ購入したことか?!でもすべてが三日坊主。毎回、「今度こそは!」とやる気満々で始めるものの、仕事が忙しくなると英語はそっちのけ。毎年人事から配られる“今後の課題”欄には、『英語の向上』がお決まりのコメントになっていました。

長年抱えていた英語コンプレックス

仕事のほうでは、20代でがむしゃらに頑張ったおかげで、30歳を過ぎるとやり方が分かってきて、益々仕事にのめりこんでいきました。そんな中、アメリカ支社から戻った上司の部署に引き抜かれて仕事をすることになりました。その部署は英語のできる人が多く、私の英語コンプレックスは益々増加。でも忙しくて一向に英語をする時間がない。そんな悩みをその上司に相談したところ、こういわれたのでした。

上司の誉め言葉に気を良くして……

「この世の中、英語を話せる人間はごまんといる。だが、このブランドのPRをできるのはシゲ(私の呼び名)だけなんだよ。英語ができなければ通訳を付ければいいだけ。だから、自分のやるべきことに集中しなさい!」と。

そう言われたとたんにモヤモヤが吹っ飛び、「そっか!英語にとらわれずに、今の自分の仕事に集中すればいいんだ!!!」と。なんと単純な人間だろうか(笑)。後になってこの話を友人にすると、「英語ができるようになると、もっと違う仕事に興味を持って転職する可能性があるから、上手く上司にのせられたね!」と。確かに、当時の私は素直でした。上司からの言葉を聞いて、益々やる気を出してPRの仕事に打ち込んでいたのですから(苦笑)。

20代30代は、都会のど真ん中でバリバリ仕事をしていました。

しかし、その後のその上司との仕事で、英語ができないばかりに悔しい思いや情けないことを山のように経験したのでした。この話しの続きは次回へ。 それにしても、昔から私はひとつのことにしか集中できず、何かを始めると今までのものはどこかへ行ってしまいます。それは今も続いていて、シンプルと言えば聞こえはいいですが、要は不器用なんです…トホホ。


kayo’ s message 】
You are the only one who can do this work! 
この仕事をできるのは君だけだよ!

出ましたーーー“the only one”。まぁ、こんなことを言われたら頑張っちゃいますよね~。ちなみに、whoの後を換えれば、「〜なのは君だけだよ!」といろいろ応用がききます。

自然と元気がみなぎる魔法の言葉♪

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