好きな服、似合う服が明確になってきたクウネル世代。そんないま、しっくりくるのは、同世代のデザイナーがつくるブランド。最初にご紹介するのは、国内外から集めたハンドクラフトを扱うセレクトショップ『QUICO(キコ)』です。
QUICO(キコ) / デザイナー山本弘美さん
2021年2月からショップはサロン形式にリニューアル。オリジナルウェアはオンラインショップやSalon QUICOで展開。
tel 03-5464-0912
https://www.quico.jp/
美しい雑貨や家具とともに、QUICOで人気が高いのがオリジナルウェア。オーナーの山本弘美さんが「自分が着たいもの」を厳選して展開しています。
こだわっているのは素材感。インドで手紡ぎ・手織りでつくられるカディコットンや、シルク、リネンなどの天然素材は着心地抜群です。カディコットンは、手織りならではの画一的ではない布地の表情が魅力だと、山本さん。
「秋冬は暖かい素材を重ねながら、シーズンレスで楽しんでいただきたいです。トレンドにとらわれず、自分らしい装いのベースになるようなアイテムづくりをと心がけています」
ゆったりとしたサイズ感で、どんな体型の方にも似合う柔らかなデザイン。上質な素材で丁寧につくられたシンプルな服は、着る人の個性を引き立ててくれます。そしてそのときどきのスタイルに寄り添い、「おばあちゃんになっても着られる」ような、長いお付き合いができる懐の深さがあるのです。
『ku:nel』2021年3月号掲載
写真 鈴木静華/ 取材・文 鈴木麻子
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◎引き続き流行のフリルブラウスは、辛口ジャケットと合わせて大人の着こなし。
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◎結城アンナさん流おしゃれ哲学。とにかく自分が好きな服を気持ちよく着ること。