パリでは若い女性より、50代以降のマダムたちの方が断然おしゃれ!なぜなら長年の経験で、しっかり自分のスタイルが確立されているから。 この春のコーディネートを見せていただきながら、レティシア・ル・フーさんの春のおしゃれ計画をうかがいました。
レティシア・ル・フーさん
フォトグラファー
ポートレート、インテリア、旅などマルチに撮影。世界中を飛び回って仕事をしている。
インスタも大人気。
Instagram: @letizialefur
長年続けているヨガの成果か、スマートな体型をキープし続けているレティシア・ル・フーさん。
「男の子を欲しがっていた母が、小さい頃からボーイッシュな服を着せていたおかげで、それがそのまま自分のスタイルになってしまったんです。だから20代はフェミニンな服などもってのほかと拒否していたんです。今はそれをちょっぴり後悔しています」
最近はワンピースもワードローブに加わり、楽しんでいます。
「毎日のコーディネートは、着たい服をひとつ決め、それに合わせて組み合わせていく感じ。あとはその日の予定を考えて。撮影がある日は、コンビネ ゾンなどの動きやすい服を選びます」
定番はスウェットやセーターとデニムのコンビ。もしくはカラフルなシルクのシャツにデニム。たしかに大きなメガネとショートカットがチャームポイントのレティシアさんは、カジュアルな服もすっきり着こなしています。
「今探しているのは素敵なレザーのバ ッグ。長年バッグを持たず、ポケットに入れるかショッパーを持っていたんだけど、そろそろ持ちたいと思って」
コーディネートに何か足りない、変化をつけたいときは?と聞くと、「アクセサリーはあまりつけず、スカーフを使うことが多いですね」
この春のおしゃれ計画をうかがうと。
「春らしいワンピースと上質なシルクのシャツを買いたいですね。有名ブランドのものはあまり買わず、ヴィンテージとプチプラが好き。カラフル、もしくは黒を使ったコーディネートが好きなので、同じようなアイテムをいろいろな色で揃えています」
『ku:nel』2020年5月号掲載
写真 篠 あゆみ / コーディネート石坂紀子 / 編集・文 今井 恵