引き続きおうちで過ごす時間が長くなっています。普段なかなか手が出せない、お菓子作りに挑戦したいという方も多いのではないでしょうか? そんな方におすすめな超簡単お菓子レシピを、お料理好きな方々に伺いました。材料も作り方もシンプルな、
すぐにでも作りたくなるレシピです。文筆家の小川奈緒さんが、長年作り続けているというプリンをご紹介します。
レシピを見ないで作れる、
素朴な焼きプリン
自宅には備えつけのガスオーブンがあり、日常的にお菓子作りを楽しんでいる小川さん。教えてくれたのはシンプルな焼きプリンです。
「もともとはレシピ本を参考にして作ったんですが、分量や焼き時間など自分なりに改良を重ねて。いまはレシピを見なくても作れる唯一のお菓子
です」
焼き時間や冷やす時間を除けば、調理時間は短く、工程はシンプル。朝食のあとにサッと作っておやつに家族で楽しむことが多いそう。「夫も娘もこのプリンが大好きで。プリン作るよと言うと、飛び跳ねて喜んでいます」
焼きプリン
●材料(作りやすい分量)
卵(Lサイズ)…4個
グラニュー糖…80g
きび砂糖…80g
牛乳…500ml
バニラエッセンス…少々
●作り方
1)小鍋にグラニュー糖と水50㎖(分量外)を入れ、弱火~中弱火にかける。茶色く色付いたら火から下ろし、熱湯50㎖(分量外)を加え、ゴムべらなどで混ぜてのばす。再度、弱火にかけてなめらかにし、型の底に入れてあら熱をとる
2)ボウルに卵ときび砂糖を入れて泡立て器で混ぜる。なめらかになったら牛乳、バニラエッセンスを加えて混ぜる。ざるで濾しながら①に注ぎ入れる。
3)オーブンの天板に②をのせてオーブン の中段に入れ、天板の八分目くらいまで湯を張る。160℃に予熱したオーブンで50分蒸し焼きにする。あら熱がとれたら冷蔵庫でしっかり冷やす。
そのほかにもおこもりスイーツレシピもあります。
簡単おうちパフェ&ヨーグルトムース
小川奈緒/おがわなお
文筆家。エッセイなどの著書を手掛けるほか、インタビューや暮らしまわりの編集・執筆を行う。最新刊は『直しながら住む家』(パイインターナショナル)。
『ku:nel』2021年1月号掲載
写真 鈴木静華/取材・文 結城 歩