【松永加奈のフランス便り20】2度目ロックダウンで「ステイホーム」遂行中!

松永さん ロックダウン

もっかロックダウン中のフランスに暮らす松永加奈さん。何がダメで何がOKなの?困っていることはない?実際の暮らしについて教えていただきました。ニュースではわからない街の様子や暮らしが伝わってきます。

現在、ロックダウン中のフランス。政府がさまざまなことを禁止し、国民に外出制限をかける…という状況を聞いて「出かけるときはどうするの?」「不便はない?」と、日本にいる友人たちから質問されることもしばしば。そんな、日本ではちょっとイメージしにくい「日常の外出制限」についてご紹介します。

基本的に「在宅」が義務付けられているロックダウンの下で、外出時に必要なのが「Attestation de Deplacement Derogatoire」という外出許可証。スマホ入力して携帯できる電子版と、プリントアウトして記入する紙版があります。名前や住所、外出時刻を入力し、許可されている外出理由の中から当てはまるものにチェック。その許可証と身分証明を携帯し、移動中に警察の検問を受けた際に掲示します(通勤には別途、会社が出す証明証が必要)。ちなみにマスク着用も義務です。

外出については、買い物、散歩、運動、犬の散歩…といった感じで、許可範囲は意外と広め。但し、一部例外を除き、友人や親せき宅の訪問は許可されていません。食料品や日用雑貨店、薬局、ホームセンター、郵便局など「あ、行かなくちゃ」と思いつくスポットは営業中。一方でブティック、デパート、レストランのイートイン、娯楽施設は閉鎖中です。制限時間は1時間、移動範囲は1km以内。目的や場所によっては特例も認められていますが、もし検問を受けて違反と判断されれば罰金を払います。

今の私の生活の主軸は「在宅」。そして規制はあるものの、外出許可証があればケーキも買いに行けるし、散歩もできます。でも、今までの日常から「友達と会う」「外食をする」「遊びに行く」という娯楽がなくなると、こんなにも生活にハリと潤いがなくなってしまうんだなあ…と、その寂しさをひしひしと感じる毎日。ロックダウンが明ける日を待ち遠しく思いながら、今日も1日が終わろうとしています。

これが外出許可証。名前や生年月日を入力し、外出理由を8項目の中から選びます。試験会場への移動、宅配業務、家族のケアやベビーシッターなど内容はさまざま。

バスやメトロなどの公共交通機関は運行中。バス内にもときどき警察の検問が入るそうです。ちなみにEU圏内の電車の国際線もかなり減便しながら運行しています。

今回のロックダウンではマルシェも営業(食材、食料品のみ)。ご覧の通り、店頭にビニールを張り巡らせて、感染防止策をとっているお店も。

タバコや新聞、飲み物や切手などを販売している元祖コンビニ(?)の「TABAC(タバ)」は営業OK。宅配便の一時預かりスポットでもあります。

一時はちょっと外れかけていたスーパーのレジ前のビニール張りも、再ロックダウンで強化。店内の商品の補充は十分で通常通り。特に混乱は起きていません。

レストランやカフェは配達とテイクアウトのみ許可されています。こちらのお店では前菜とメイン、デザートのお持ち帰りを実施中。

もともと多かったデリバリーが、再ロックダウンでさらに増加。クオリティを保つために、お店の人が直接配達するパターンも出てきました。

11月になり木々の紅葉が一気に進んだ公園には、教会の鐘が鳴り響いていました。クリスマスの頃にはどうなっているんだろう?

ネットや電話でオーダーを受け、店頭で商品を渡している本屋さん。休業を余儀なくされ、この「クリック&コレクト」を行っているお店が増えています。

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