洗練と一流がひしめき合う青山にアトリエを構える大橋利枝子さん。おやつも手土産も買うのはもっぱらご近所の青山界隈。差し上げる方の顔や好みを思い浮かべ、最適の「おいしい」を選びます。
たったひとりでブランド『fruits of life(フルーツ オブ ライフ)』を立ち上げてもうすぐ2年。スタイリストをしていたころとは違う仕事に向き合う日々です。
変わったことといえば、人にお菓子を差し上げる機会もめっきり増えました。服作りをお願いするファクトリー、取り扱ってくれるセレクトショップなどなど……。「お世話になります」という気持ちを込めて、お気に入りのお菓子を差し上げています。
「アン グランは料理家の友人に教えてもらいました。ひとつまみサイズがテーマのお店で、生菓子も焼き菓子も佇まいが美しく何を食べてもおいしい。上質なものを少しだけ食べたいという大人の方に差し上げるのにはぴったりです。スパークリングワインと合わせて食べるのもおすすめ」。
アポックは長年、親しくしている大川雅子さんの店。「黄金配合」レシピのパンケーキもおいしいのですが、店先に並ぶ焼き菓子も絶品。「バナナブレッドを見つけたら(常時あるわけではない)ラッキー。親しい友人へのおすそわけ、自分へのおやつ用にと買い置くのです」
大橋利枝子(おおはし・りえこ)さん
スタイリストを経てブランド『fruits of life(フルーツ オブ ライフ)』を立ち上げる。大人に似合う上質で上品な服を提案。新刊『おしゃれって いいもの』(文化出版局)も話題。http://www.fruitsoflife.jp/
●APOC の バナナブレッド
菓子研究家の大川雅子さんが30年以上も焼き続けているケーキ。くるみの食感とラムレーズンの香りがアクセントに。1切れ¥417、1ホール¥2,963(※1ホールで取り寄せ可)
アポック
住 東京都港区南青山5-16-3 2F
電 03-3498-2613
http://www.sasser.ac/apoc/
●UN GRAIN の 焼き菓子詰め合わせ
仏菓子の名店「オーボンヴュータン」出身の昆布智成シェフがつくる、ひとつまみサイズの菓子・ミニャルディーズ専門店。皿右端から時計まわりにディアマン バニーユ、アリュメット フロマージュ、キプフェル、サブレ エピセ、ガレット ブルトンヌ、ヴィエノワ ショコラ すべて¥380
アン グラン
住 東京都港区南青山6-8-17プルミエビル 1F
電 03-5778-6161
https://www.ungrain.tokyo/