「考えることをやめてはいけない」ヤマザキマリさんの人生に寄り添う哲学者・キケローの言葉。

ヤマザキマリさん

読んだり、聞いたときに、何かの気づきがあり、視点を変えてみるきっかけになった言葉。そして、その後の生き方の指針となった言葉。それぞれの人の人生に伴走する、大切にしている言葉を聞きました。

私には当たり前な真意の言葉

ラテン語でvivere est cogitareという哲学者・キケローの言葉で、「考えることをやめてはいけない」と解釈しています。古代ローマ人やギリシャ人にとって「人間は精神性の生き物で考える能力がついてる、それをフル活用しないと生きてる意味にはならない」と。

イタリア人はラテン語で格言を言う癖があり、若き日を過ごしたフィレンツェで周りの有識者たちからよく言われた言葉でもあります。元々“考えすぎる”子供だった私は、それが軽視される日本とは正反対に大いに発揮できるイタリアで、普段考えているのと同じ言葉があるんだとすんなり受け入れられ、この言葉と共に解放されました。

私には当たり前な真意の言葉だから、今もずっと寄り添って生きているのでしょうね。

PROFILE

ヤマザキマリ/やまざき・まり

漫画家・文筆家・画家  58歳

17歳でイタリア留学し美術史・油絵を学ぶ。『テルマエ・ロマエ』ほか著書多数。本誌連載『わたしの扉の向う側』も人気。ラテン語さんとの共著『座右のラテン語 人生に効く珠玉の名句65』(SB新書)も注目。

『クウネル』2026年7月号掲載
写真/目黒智子、ヘア&メイク 田光一恵 TRUE、取材・文/黒澤弥生

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『クウネル』NO.139掲載

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