子育てが落ち着いた女性に刺さりまくる提言!【卒母のためにやってみた50のことvol.1】

「いつまで『母』を続けるのだろう?」。中学校、高校、と子どもが年を重ね、思春期を迎えるころ。母としての気力や体力は、かつてに比べてパワー不足だと感じることはありませんか?そんな疑問に向き合い、学び、「卒母(そつはは)」という新しい考え方を打ち出したグラフィックデザイナー・田中千絵さんの著書から、実行してみたい4つの考え方をシェアします。連載第一回目です。

※本企画は、田中千絵さんの手描きで構成された『卒母のためにやってみた50のこと』(大和書房)からシリーズ4回でご紹介します。

自分なりに「良妻賢母」を目指してはきたけれど

こんにちは。田中千絵と申します。ちょうど50 歳になったところです。母歴21 年。男の子が二人います。一人は大学生、もう一人は高校生。仕事はデザイナーをしています。40 代で心理学を学んだことをきっかけに、最近は友人たちと、母たちに寄り添うNPO 活動も始めました。

29 歳の時に出産してから、自分なりに「丁寧な暮らし」や「良妻賢母」を目指してきました。季節感や手作り料理をキーワードにしたライフスタイルに憧れ、それを正解だと思いながら母業に向き合う30 代でした。わたしにとって、子どもたちはとても大切な存在です。まだ小さな子どもたちのすべてが自分の肩にかかっているような気がして、いくらでも頑張ることができました。

しかし、だんだんと子どもが「小さな人」ではなくなる一方で、親である私の気力や体力は減り続けていきます。頑張りは永遠に続くこともなく、子どもたちの反応も変わっていく中で、ふと立ち止まったのです。

「あれ? もしかしてわたし、やりすぎてる?」

それは、自分にかけられた「理想的な母という呪い」に、気付いた瞬間でもありました。「きちんとしなきゃ!」とか「手抜きはいけない!」と、つい自分を苦しめてしまう思考をそろそろ自分で解いていくフェーズに入ったのです。

卒母とは

「母の役割」を捉え直してみよう、と自分の一日を可視化したり、家族の現在地を確認する作業を行った著者・田中さん。そこで見てきたこととは?

#提言1_ほどほどの母でいこう

PROFILE

田中千絵

グラフィックデザイナー、「子育ての当たり前を変えていく」NPO法人『chou・chou』理事・東京支部ディレクター。2023年に思い立ち、「卒母」を開始。インスタグラムで卒母投稿を始め、話題に。
田中さんの発信はこちらから。

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卒母のためにやってみた50のこと~がんばる母さんやめました

母親の役割をとらえ直し、家族それぞれの自立を目指し、母が自分軸で生きるために。あたらしい家族のためにやってみた50のアイデア。やわらかい絵と文で綴るイラストブック。

『卒母のためにやってみた50のこと~がんばる母さんやめました』(大和書房)
240P 1,760円
出版社HP

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