【ヤマザキマリさん新刊発売】クウネルの人気連載が書籍化!特別インタビュー動画も公開!

クウネルの人気連載「わたしの扉の向う側」の書籍化を記念して、ヤマザキマリさんの特別インタビュー動画を公開します。

PROFILE

ヤマザキマリ/やまざきまり

イタリアの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。『テルマエ・ロマエ』で漫画賞を多数受賞。『人類三千年の幸福論』(集英社)など著書多数。今秋、本誌連載が書籍化。

人間図鑑ではないけれど

イタリア人のおしゃれは日本人が考える以上に奥が深い。

クウネル編集部がヤマザキマリさんに初めて原稿を依頼したのは2016年のこと。イタリアで暮らす築450年以上の「パドヴァの家」についてのエッセイを執筆いただき、それをきっかけに「わたしの扉の向う側」と題する連載が始まりました。17歳で単身イタリアに渡って以来、エジプトやシリア、リスボン、シカゴに移り住み、出会ってきた様々な人たちが毎号文章と絵で鮮やかに浮かび上がる本連載が、このたびオールカラー画で本になりました。

「この世界に生きる人々を自分の物差しで測ることはできない。自分の倫理が全ての人と共有できるわけでもなければ、自分にとっての不条理が別の人には当然のことだったりもする。世界はそうした多様な価値感を備えて生きる人々のいわば人間図鑑」

シリア人の運転手ムハンマドさんと息子のデルス。

リスボンの隣人アメリゴの思い出。

フィレンツェ郊外の村に住むシチリア移民の石工職人。

扉の向う側には

インタビューの中でヤマザキさんは新刊のタイトル『扉の向う側』に込めた思いを語っています。

「扉を閉ざしていると、自分が見たいもの、吸いたい空気、聴きたい音楽しかない。でも扉の向う側には私が予知できないもの、予定調和でないもの、望んでいないもの、望んでいる以上のものがある」

動画では、ヤマザキさんが初めてイタリアを訪れた14歳当時や、20代で息子を産み一人で生きていくと決めた頃の写真も特別に公開。ヤマザキさん自身の扉が次々に開いていく様子も垣間見ることができます。創作時に欠かせないあるものの話まで。詳しくはYouTubeでお楽しみください。

特別インタビュー動画も公開中!

写真/山崎デルス、絵/ヤマザキマリ、ヘア&メイク/田光一恵

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