照明にこだわり、旅を思い出させるインテリアー小西優香さん【住まいと暮らしvol.79】
小西さんの暮らしのルール
1. 家族みんなが落ち着ける空間を保つ
2. 思い出やストーリーのあるものを選ぶ
3.ものが増えたら、ものの居場所をつくる
フルリノベーションした今の家に暮らして、5年目だという小西さん。こだわったのは照明なのだそう。
「海外の家を参考に、日本の家に多い天井の照明を極力減らしました。天井はフラットにして、フロアライトなどの間接照明を増やしています」
リビングのライトは、イタリア『アルテミデ』のトロメオ。「ソファは『カリモクニュースタンダード』のエレファントソファ。このソファで映画を観て過ごすのが、一番楽しい時間です」
旅行が好きだという小西さんのインテリアには、思い出やストーリーのあるものが多いのだとか。
「特にキッチンにあるものは、アメリカのアンティークモールやリサイクルショップで買ったものがたくさん。沖縄で購入した大きな鏡はその前に食べたソーキそば、Dia Beaconのマグネットは電車からの景色、花瓶は友人たちを思い出します。旅先で購入するお土産品が好きなんです」
キッチンに立つのが少しでも楽しくなるよう、好きなものを置いて。「アメリカで買ったトレイによく使う調味料、ビールジョッキにキッチンツールをまとめています。ライトは清澄白河の『gallery stoop』、チューリップの花瓶はチャイのお店『uRn』とaya courvoisier、二人の友人のコラボ作品です」
ものが好きで手放せないという小西さんは、居場所を作るように心がけているといいます。
「もともと持っていたものと、増えたものとの相性を考え、一度集めて置く場所を考えます。棚を増やしたり、または取り外して壁を塗り直したり。大変な作業ですが、どれも手放せないので居場所を作り、ずっと手元に置いておけるようにしています」
ダイニングテーブルは『vitra』のゲリドン。「椅子は夫と私が気になるものをそれぞれ選び、すべて違うものになりました。奥の白い椅子は『アルテック』のルッキ チェア、緑は『フリッツハンセン』のセブンチェア、黒は『TECTA』のB11 chair、手前の白は『アルテック』のchair66です」
セドナのお土産でもらったという天然石ジオード。「自分で割って、玄関に置いています。風水は特に気にしていないのですが、空気が浄化される気がします」
profile
小西優香/こにしゆうか
アパレル業界で、店舗勤務やバイヤーとして海外買付などを経験。退職後にネイリストに転職。いくつかのネイルサロン勤務を経て、2020年に独立。代々木上原で、ネイルサロン《
Instagram@u__ca_barmano
小西さんがバトンを渡すのは、臼井ちえさん。「明るくて誰とでもすぐに打ち解け、センス抜群で優しい人。ミラノに10年住んでいたこともあり、