自然を近くに感じるガラス張りの家で、新しい自分を発見 【住まいと暮らしvol.72】

部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載。前回のEriko Trimbleさんのバトンを受けてご登場いただくのは、アパレルブランド「Kiira」のディレクター・加藤一美さん。
加藤さんの暮らしのルール
1)地球にやさしく
2)人にやさしく
3)自分にやさしく

心地よさをテーマにしたアパレルブランド「Kiira」を手がける、加藤一美さん。都内から神奈川県・南葉山に、7年前に移住してきました。
「東京で2年間土地を探していたのですが、理想の家が建てられないと思い、行き詰まってしまって。夫から一度海の方の土地を見に行こうと言われ、その1回で決めたほど、すぐに気に入ってしまいました」

自然光がたっぷり入る、長くて開放的な廊下。「朝、目が覚めて、寝室からリビングまで、この廊下を庭のグリーンを眺めながら、ゆっくり歩くのが気持ちがいいです」
今の暮らしでよかったのは、海と山、自然と共存したライフスタイルを送れることなのだとか。
「朝陽と鳥たちのさえずりで目を覚ませること、朝の散歩で波打ち際を4キロも歩けること、四季の移り変わりを日々感じられること、採れたての旬の野菜をいただけることが気に入っています。不便というのは最高の便利なのだなと実感する日々です」

庭にあるブラシの木は、春と秋の楽しみだとか。「青い空と赤い花の、自然のコントラストが好きです」
大きな窓ガラスに囲まれた家は、家の中と外がフラットにつながるような設計に。
「平屋にしてできるだけ大地に近いところに住むというのがテーマ。自然光がたくさん入ることと長く広い廊下、開放感のある窓と庭にこだわりました。
インテリアの中では大きなソファと、オーダーメイドのライトが特に気に入っています」

水晶から作られたヒーリング楽器、クリスタルボウル。「奏でるだけで、すごく癒されます」
引越してから気持ちがかなり変わったという加藤さん。日々を大切に楽しく、のんびり自由に。これからはリラックスして暮らすことが目標だそう。
「まずは自分を癒やして整える。そして人の役に立てるようになりたいです。音やダンスでのメディテーションで、深い呼吸とともに自分の内に委ね、心と体を開放する。そして新しいスペースを作り、エネルギーを循環させていきたいですね」
profile
加藤一美/かとうかずみ
自身のアパレルブランド「Kiira」を25年前より手がける。7年前に海の近くに移住。今後は「Nowtopia Meditation」という、ヒーリングメソッドの活動を行っていく予定。夫と25歳、24歳、12歳の子ども3人と暮らす。
Instagram@kazumismile
https://kiira-s.com
加藤さんがバトンを渡すのは、渋木さやかさん。「明るくておもしろい、ヨガティーチャーのさやかさん。引越しをしてさらに素敵な暮らしをされています」と加藤さん。渋木さんの暮らしは、6月下旬に公開予定です。どうぞお楽しみに。