目黒のインテリアストリートで昨年10周年を迎えた『マムール』はフレンチスタイルのテーブルウエアと雑貨、アンティークやフランス雑貨を扱う素敵なお店です。店主の名津井麻真さんは、あの『メゾン・ド・ファミーユ』が日本に上陸する際、その立ち上げに関わったひとり。フランス語が堪能で、フランス雑貨に造詣が深く、毎年フランスに商品の買い付け、そしてアンティークやブロカント探しにも出向いています。

その名津井さんがマムールでずっと扱うのが、フランス・ジアン社の陶器です。1821年、パリの南にあるロワール河岸の街ジアンに設立された陶器工房『ジアン』。家紋を刻印したオーダーメイドのテーブルウエアが人気となり、その後さまざまなコレクションが生まれました。

淡黄色の土の上に錫釉をかけたファイアンス焼きの伝統を継承する、貝殻をモチーフとした〈フィレ・シリーズ〉はとくに人気で、リムのカラーは職人がひとつひとつ手書きで仕上げています。

「ジアンには〈ミルフルール〉という、フランスでも日本でも一番人気のアイコニック的な花柄プレートがあるのですが、2021年に200周年を迎えた際に誕生した〈ポエジー〉は、その後を継いだ久しぶりの王道花柄モチーフなんです。デザインはアーティストのイザベル・バーセルが手掛けました」（名津井さん）

今回、マムールから〈ポエジー〉のディナープレート（直径約28.5cm）1枚をクウネル・サロンIDメンバーの方限定２名様にプレゼント。どんな風に使うのがおすすめか、名津井さんに聞きました。

「ポエジーが誕生した2021年は世界中がコロナ禍で暗い気分でした。そこに元気なビタミンカラーの野花が咲き乱れるモチーフで、どれほど元気をもらったことか。フィレとの相性がとてもいいので、重ねて使ってもいいし、もちろん一枚で使ってもかなりの存在感があります」

たくさんの花がお皿の上に咲き乱れ、料理やスイーツを載せるとまるで花畑の中に置かれたかのよう。ディナープレートはメイン料理に使うのはもちろん、大皿料理のようにおかずを盛りつけたり、カフェのワンプレート料理のように使うのもおすすめです。他にもマグカップやカナッペプレート、シリアルボウル、ティーポットやカップ＆ソーサーも。