もうすぐ始まる!大会目前のパリレポート。今しか見られない特別なパリの風景に心躍る!

パリとフランスにまつわる情報サイトTRICOLOR PARISの主宰・荻野雅代さんと桜井道子さんおふたりが、毎月交替でフランスから日々の暮らしをご紹介。今月は桜井さんが、7月26日より始まる世界的スポーツの祭典で沸くパリの様子をレポートしてくれました。

パリ大会の会場はパリの街中に

2021年の東京からバトンを引き継いだ世界的スポーツの祭典。パリでついに7月26日、開幕します。パリで開催されるのは3回目で、前回の1924年からちょうど100年ぶりの大会となります。今大会の最大の見どころは、パリとその郊外の歴史的モニュメントが舞台になることでしょう。

 

ビジュアルデザインをまとったパリ市庁舎。7月14日の革命記念日には聖火がここを通り、7月20日から9月8日までは、さまざまなスポーツやアクティビティを無料で体験できるスペースが登場して会期中を盛り上げる。

まず開会式は、パリの中心を流れるセーヌ川を舞台にした前代未聞の演出となります。各国選手団を乗せたボートが次々とセーヌ川を進む姿は、想像するだけで鳥肌モノ。さらに、エッフェル塔、グラン・パレ、コンコルド広場、アレクサンドル3世橋、アンヴァリッド、ヴェルサイユ宮殿など、パリ、そしてフランスを代表する歴史的なスポットで競技が繰り広げられます。観戦しながらパリの美しい風景も満喫できるなんて素晴らしいですね。

開会式で、選手団を乗せた船は、セーヌ川沿いの美しいモニュメントを眺めながら、オステルリッツ橋からエッフェル塔前のイエナ橋までの6kmを東から西へ進む。

選手団のウェアにも注目

ちなみに1500人のフランス選手団が開会式で着る公式ウェアは、1895年に創業したファッション&レザーグッズブランド「ベルルッティ(Berluti)」が手がけました。トリコロールをショールカラーにあしらったミッドナイトブルーの、シックなスーツスタイルを当日ぜひチェックしてくださいね。

開会式のフィナーレは、エッフェル塔の真向かいにあるトロカデロ庭園に設置された会場で行われる。

コロナ禍をくぐりぬけて

2024年大会の開催都市がパリに決まったのは2017年のこと。それ以来、コロナ禍もくぐりぬけ、さまざまな準備が進められてきました。パリの北、セーヌ・サン・ドニ県に設置される選手村やアクアティクス・センターなど新たな施設の工事はもちろん数年前から始まっていましたが、パリ市内の競技会場の準備は今年、とりわけ5月以降にぐっと加速しました。

コンコルド広場とマドレーヌ広場を結ぶロワイヤル通りも車は通行できなくなっている。

チュイルリー公園〜リヴォリ通り間に設置された臨時の歩道橋。チュイルリー公園には、聖火台が置かれる予定で、競技場の高いところではなく、 多くの人が近づける場所が選ばれたのも今回のパリ大会らしさ。

大きな競技場が設置されたコンコルド広場や、観客席のあるアレクサンドル3世橋の姿は、まさに今しか見ることができない風景です。

大会マークがとりつけられたエッフェル塔。すぐ後ろではビーチバレーが、さらにその後ろのシャン・ド・マルス・アリーナでは柔道とレスリングが行われる。

メトロ1回乗車券が2倍近くに値上がりしたり、メトロ駅のいくつかが閉鎖になったり、車両の通行止めエリアが増えたり、パリ市民にとっては不便なことも多く、期間中はパリから脱出するという人も実は少なくないのですが、なんとかつつがなく開催されることを祈りたいと思います。この夏、パリはまさに世界的スポーツイベント一色になりそうです。

オベリスクがそびえるコンコルド広場は、アーバンスポーツの会場に変身。BMXフリースタイル、スケートボード、 3x3バスケ、そして初めて正式種目になったブレイキンが行われる。

撮影・文/桜井道子

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トリコロル・パリ

荻野雅代さんと桜井道子さんのユニット。パリとフランスにまつわる情報サイトTRICOLOR PARISを主宰。最新ニュースやカルチャー、旅行・観光情報をはじめ、さまざまな情報を発信している。初のエッセイ『フランスの小さくて温かな暮らし365日~大切なことに気づかせてくれる日々のヒント』(自由国民社)は6万5000部のヒットに。
https://tricolorparis.com/

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