60代の暮らし替え、 都心から海を臨む高台へ。フォトグラファー・ 北島 明さんのくつろげる部屋(前編)
ほっとする、リラックスできる、落ち着く。クウネル世代にとって部屋は、くつろげることが大切です。それは、家族の形態が変わりひとり暮らしをするようになっても、実家を引き継ぎリフォームすることになっても、都心から自然豊かな地に暮らし替えをしても、そしてパリのアパルトマンでも。自分のスタイルとさまざまなストーリーを持つ16組のくつろげる部屋をお届けします。今回はフォトグラファー・ 北島明さんのお部屋です。
間取り
庭のある家を求めて、思い切って湘南に。
妻、息子と家族で暮らす北島 明さんが昨年12月に引っ越したのは、高台から海を臨む湘南の一戸建て。広々とした庭にはソテツやシダの葉が茂り、リゾートムードたっぷり。家庭菜園を始めたり、ガーデンテーブルで食事をしたりと、念願の庭のある暮らしを満喫中です。
「今までずっとマンション暮らしでしたが、いつか庭のある暮らしをしてみたいと考えていました。自宅兼事務所なので広さも必要だし、希望に合う物件があるか心配していたのですが、エリアを湘南まで広げたら、この家に出会えました」
築30年ほどの戸建ては賃貸。高台ならではの眺望、重厚な家の雰囲気が気に入り、内見してすぐ入居を決めたのだそう。造り付けの大きな棚には長年かけて集めた写真集やアートを並べたり、年代物のシャンデリアはモダンなデザインライトに付け替えたりと、クラシカルな内装を少しずつ自分好みにアップデート。
「家具やアートを集めていた時期もありましたが、今はだいぶ手放しました。手元に残したお気に入りのヴィンテージ家具は、古い家とも相性が良く、心地よいバランスになってきたかな」
PROFILE
北島 明/きたじま・あきら
広告・雑誌・アーティスト写真などを中心に幅広く活躍。1990年朝日広告表現技術賞受賞。4月から九州産業大学芸術学部写真・映像メディア学科の客員教授を務める。
『クウネル』2024年7月号掲載 写真/北島 明、取材・文/吾妻枝里子
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『クウネル』NO.127掲載
くつろげる部屋が好き!
- 発売日 : 2024年5月20日
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