6月9日はロックの日。青春の80年代にハマったボビー・コールドウェルなどAORについて

学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー石黒美穂子さん。6月9日ロックの日にちなんで、70年代~80年代の青春時代に時によく聴いたという、落ち着いた都会的な大人のためのAOR(アダル・トオリエンタル・ロック)について紹介してくれました。

6月9日は「69(ロック)の日」

69日は「69(ロック)の日」。記念日にちなんで、私を夢中にさせてきたロックについて紹介します。

昔から音楽は好きでしたが特定のロックバンドに夢中になったことは実は無く……。いろいろ聴いてきたなかで、特に大好きな音楽のジャンルはAORです。一般的なイメージのロックとは少し違う、メローでクールな大人向けのロックがAOR(アダル・トオリエンタル・ロック)。今日は私の心に残るAORソングについてお話させてください。

2023年は年明けから多くのレジェンドアーティイストの訃報が相次いでいて、ニュースで訃報を知ると、そのアーティストの音楽とリンクした時代が脳裏を横切ります。

3月には、1970年代から1980年代に流行した〈ミスターAOR〉とも言えるボビー・コールドウェルの訃報をラジオで知りました。ボビー・コールドウェルの優しい歌声、メローな曲調を思い出し、久しぶりに持っていたCDをじっくりと聴いてみました。音楽はやはり素晴らしいのですが、私がカメラマンになって間もない頃、疲れた時に一人暮らしの部屋でソファーに横たわって聴いていたその頃の記憶が蘇ってきました。

CDケースを開くと、聴いていた当時の様々な思い出が溢れていました。

有名な曲というとウィンクがカバーした「Special To Me」
歌番組などで歌っているのを見たことがある方も多いのでは?

アルバムジャケットがイラストでアーティストの顔が分からず、デビュー当時黒人シンガーと間違えられたという逸話も。

青春の80年代はフリスビーに夢中になりました

AORが流行した70 年代終わりから80年代始めはまさに私の青春時代。
好奇心旺盛で多感な10代の私が特に夢中になったのがフリスビーとローラースケート。どちらも雑誌ポパイなどで取り上げられたりする最先端なスポーツ(カルチャー)でした。

特にフリスビーは競技スポーツとして、高校時代から社会人になってからも数年間、かなり真剣にプレイしていました。週末になると日が暮れるまで公園で仲間とプレイし、地区大会や全国大会にも参加していた程です。
たくさんある競技種目の中でも「フリースタイル」はBGMの音楽に合わせてディスク(フリスビー)を自在に操り、その完成度を競う花形競技。BGMは主に当時、流行っていた洋楽でAORやウエストコーストロック。ウエストコースト発祥のスポーツなので曲もそんな感じだったのだと思います。

当時はカセットテープで音楽を流していたのですが、90年代になりCDが主流になると、好きだったアーティストのCDを買い集めるようになりました。

公園では音が割れてしまうラジカセで音楽を流していました。
今でも当時の曲がラジオで流れたりすると公園で過ごした時間が思い出されます。

私の中ではAORのジャンルに入れたいドゥービーブラザーズのCD『ミニット・バイ・ミニット』。
コーヒーのCMソングに使われた「ホワット・ア・フール・ビリーブス」で大会に挑んだことも

アルバムが決めきれない時はまずはベスト盤を購入。10ccの代表曲「アイム・ノット・イン・ラブ」は王道AORではありませんが、私の中ではAORの名曲としています。

今はなきミュージックショップ・WAVEの値札が色褪せています。
六本木や渋谷のWAVEには時間があると立ち寄りっていました。

超私的解釈AORのアーティスト

AORを代表するアーティストというとボズ・スキャッグス、スティリー・ダン、はじめにご紹介したボビー・コールドウェルなどが挙げられます。その他にも一発屋的なアーティスト、おしゃれで粋な女性シンガーソングライターも入っていたりと昨今、盛り上がっているシティーポップと同じように定義が難しいジャンル。

私の中では美しいメロディラインの曲が多いトッド・ラングレンもAORの範疇だし、2年前にクウネルサロン でご紹介したビー・ジーズもやはりAOR的要素のあるグループ。

マイAORライブラリーには、晴れ渡る青空にも雨の日にも心に沁みいる曲、いろいろ揃ってます。

音楽ジャンルの捉え方はひとそれぞれです。懐かしい曲やアルバムのある方は是非、思い出巡りの音楽旅行に出かけてみてはいかがでしょうか?

他にも書ききれないほどオススメしたいアーティストや曲がたくさん。

AORのジャケッットはアンニュイでアーバンなイメージのものが多いのがわかります。

名曲揃いの『サムシング / エニシング?』はオススメの一枚。

「アイ・ソウ・ザ・ライト」は高橋幸宏さんもカバーしているお気に入りの1曲。

高校生の頃、部屋のJ.D.サウザーのポスター前で撮った一枚。

文/石黒美穂子

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この記事の
プレミアムメンバー

石黒美穂子

フォトグラファーとして女性誌、WEBなどで活躍。生活雑貨のセレクトショップ「MIGO LABO」(東急東横線・学芸大学駅)のディレクターも務める。
https://www.migolabo.com/
Instagram : @migolabo @ishiguromihoko

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