【目利き書店員セレクション5冊】本の轍・越智政尚さんBonamiさんが暮らしを見つめ直す本とは?

新たな本に出合いたいけれど、何を選べばよいか分からない。そんな時は本のプロである書店員さんに聞いてみるのも手。直木賞作家から書店員歴40年以上のベテランまで、個性的な書店オーナー&書店員さんに「推しの本」を取材しました。

越智政尚・Bonami/おちまさなお・ぼなみ

編み物作家のBonamiさんと本好きの夫・政尚さん。政尚さんの転勤により地元の松山に引っ越したことを機に、2017年に夫妻で開店。

本・雑貨・コーヒー...etc.夫妻が営む松山のブックカフェ

転勤で地元の松山に戻った際、以前通っていた書店がなくなっていたことを残念に思い、本と雑貨、コーヒーが楽しめる、夫妻の〝好き〟を詰め込んだ店を開業したそう。「書店は町の灯りで文化の発信地。書店のない町にならないよう、僕達らしく松山から文化を発信していきたいです」。日々の暮らしを見つめ直し、好奇心を刺激する五冊をセレクト。

整体対話読本 お金の話』川﨑智子・他
「お金の価値観をときほぐす」がキャッチコピー。「整体指導者ならではの視点で捉えたお金の話が面白い」。2,035円(土曜社)

簡単料理は簡単か?』有元葉子
食べ物を通して環境や社会を見つめ直す。有元さん流簡単レシピの紹 介も 。「物事の本質を見極める力がつく」。1,870円(文化出版局)

編めば編むほどわたしはわたしになっていった』三國万里子
ニットデザイナーの著者が「あの頃」を感性豊かに綴る初のエッセイ集。「読後、自分の家族と語りたくなります」。1,650円(新潮社)

オールアラウンドユー』木下龍也
注目の若手歌人・木下龍也氏の短歌123首を収録。「若い感性に刺激をもらえます。短歌に興味がある方に」。1,980円(ナナロク社)

乙女の東京案内』甲斐みのり
『乙女の東京』から15年。令和版に更新された東京案内。「乙女心を抱きながら、最新の東京を闊歩したい」。1,870円(左右社)

本の轍

住:愛媛県松山市春日町13-10
電:089-950-4133
営:13:00~19:00
休:火曜・水曜
https://www.honnowadachi.com/

『クウネル』2023年1月号掲載
編集・文/吾妻枝里子

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『クウネル』No.118掲載

私の人生を変えた本

  • 発売日 : 2022年11月18日
  • 価格 : 980円(税込) (税込)

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