〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーのKayoさんこと重盛佳世さん。38歳で会社を辞め、直感に導かれるままイギリス留学を決めました。その後、英会話の本が大ヒットという人生の大転換をアラフォーで経験しました。今回は新しい本が生まれる話。日常のふとした瞬間に「こんな本があったら面白い!」と思いつくらしい。基準は自分がほしいかどうか?リアルなエピソードをお届けします。
おもてなしの英会話
少しでも英語が話せると人生が楽しくなる
コロナの水際対策も緩和されて、外国人観光客も増えてきました 。私が働く外国人ビジネスマンの宿泊施設も最近は満室。私にとっては、英語を使う機会も増えてきて嬉しい限りです。
ところで、外国人相手のコンシェルジュと聞くと、「英語ができる人じゃないと務まらなさそう!」「英語のクレームってたいへんそう!」と思われるかもしれません。事実、私も最初のうちは相当ビビッていました。しかし働き始めると、私みたいな中学英語のレベルでも全く問題ないことが判明。あとは、お客様をサポートしたい(お役に立ちたい)という「思いやり」と、なんとか英語で対応するぞ!という「度胸」でクリア。日常会話とさほど違いはありませんでした。
フロントには困りごとのお客様がくるので、その内容をお聞きして解決に導きます。言っていることが理解できなかったり聞き取れなければ、「すみません、もう一度言ってください」とお願いするだけ。(←この聞き返す勇気は必要!)
「うまく話す」ことは重要ではありません!
聞き取った内容に自信が無ければ、自分の言葉で繰り返し「こういうことですか?」と確認。間違っていれば、相手は丁寧に言い換えてくれます。上手く話さないと!と思うと言葉が出てこなくなるから、私の場合は「子供」になります(←あくまでも英語レベル)。分からなければ素直に聞き返します。そして相手の困りごとが理解できたら「大人」に戻り、施設の案内役としてしっかりサポートします。(こちらはプロの対応!)人と人とのコミュニケーションなので、相手を思って一生懸命対応すれば、それが相手にも伝わります。
私がこの仕事に就いたのには、これまた面白い経緯があるのですが(「50代目前でバイトスタート」にて紹介)、この訪日外国人をサポートする仕事をしているうちに、かつて自分がイギリス滞在中に現地の人たちに助けてもらったことを思い出し(「コンシェルジュの心得」にて紹介)、今度は自分が母国·日本で恩返しをする番だと思って感謝の意を込めて働いています。
基礎的日常会話でコミュニケーション
そしてこの仕事で使っている英語は特別なものではなく、本当に基礎的日常会話で、道端や観光地で困っている外国人をサポートしたり、気軽に声をかけておしゃべりを楽しむ英会話と変わりないことが、身をもって分かりました。
そこで、私の「お節介」と「モノづくり」のアンテナが反応し、『これは、日本を訪れた外国人と少しでも話してみたいという人たちや、英語を使って仕事をして見たいと思っている人たちのお力になれるのでは!!!』と、1冊の本『英語がダメでも楽に話せる! アラフォーKayoのおもてなし英会話』にまとめてみたのでした。
日常で「そうそう!」「あるある!」といったシチュエーションを取り出して、よりイメージしてもらえるようにイラストもふんだんに描いて(腱鞘炎になりました涙)、実用的な英語だけを載せました。
いざ、現実でそのシーンに遭遇したら、「これか!」と思ってください。(分からないときのやり取りも載せています!)あとは、話しかける「度胸」と、分かったふりをせずに、素直に分からないことは分からないと言える「勇気」です。海外の方と少しでも話ができるようになると、人生が楽しくなりますよ!
英語がダメでも楽に話せる!アラフォーKayoのおもてなし英会話
*電子書籍もあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4838730624