いまが最高シーズン!の北海道旅。ブランディングディレクター福田春美さんのおすすめ札幌&小樽

サッポロビール園

道内随一の繁華街、自然と調和した屋外アート、醸成された食文化......語り尽くせないほどの魅力を持つ、北海道の中心地札幌にスポットを当ててご紹介します。札幌市出身で、ライフスタイルストア、企業などのブランディングを行う福田春美さんにおすすめを教えていただきました。

もし友達が「札幌・小樽」に行きたいと言ったらどこをお薦めしますか?

ライフスタイルストアや企業のブランディングを行い、北海道の『お茶の土倉』の「土熊」などを手がけるブランディングディレクターの福田春美さんに、「友達にお薦めするなら?」と札幌・小樽のスポットを伺いました。この記事では札幌についてご紹介!(後編はこちら)

福田春美さん
福田春美さん(以下、福田)

札幌で生まれ育ち、18歳で上京しました。当時は円高で海外の航空チケットが帰省するよりも安かったこと、旅をしたい年頃でもあったので20代はほとんど帰りませんでしたね。30代後半、札幌の百貨店から「新しい北海道を切り口にした展示の提案を」というお話をいただき、何も知らない!と。それをきっかけに毎月何度も北海道に通うように。お気に入りのエリアを見つけては集中して行くなど、北海道素人から徐々に脱皮していきました。

福田さんおすすめ1/狸小路商店街

札幌きっての繁華街すすきの近く、1丁目から7丁目まで全長約900mにもわたる狸小路商店街。中でも『狸小路7丁目』は、「雑多な雰囲気が残って いるところや新旧の店が入り混じるところに、まるで別のアジアの国に来たようなのんびりしたカオスを感じます」。

狸小路商店街

住:札幌市中央区南2・3条西7丁目

福田さんおすすめ2/鍼灸治療院 SANRi

「初めて施術を受けた翌朝、自分がやさしい気持ちになっていてびっくりしました」。鍼灸の治療院『SANRi』は、日々の鍛錬による確かな技術で、旅の疲れを癒すのにももってこい。「旅する治療室」として、東京や京都で施術を受けられるチャンスも。

鍼灸治療院sanri

住:札幌市中央区南1条西28丁目1-6-203

福田さんおすすめ3/サッポロビール園

緑豊かな広い園内に趣向の異なる施設が点在し道内限定のビール、サッポロクラシック「樽生」やここでしか飲めないファイブスターがジンギスカンと味わえる『サッポロビール園』。「子供の頃、本州から知人が来れば必ず伺いました。北海道らしいダイナミックさも素敵」。

サッポロビール園

住:札幌市東区北7条東9丁目2-10

福田さんおすすめ4/フーズバラエティ すぎはら

「北海道のみならず全国の良いものが並び、友人を連れていくと喜ばれる場所」と話すのは、『フーズバラエティすぎはら』。店と客、生産者の“三方よし”を大切に、決して広くはない店内に、精肉、鮮魚の各専門店も備え、まるで商店街の延長上にあるようなスーパー。

フードバラエティ すぎはら

住:札幌市中央区宮の森1条9丁目3-13

福田さんおすすめ5/セレクトショップ Sabita

陶芸家・安藤雅信のオランダ皿に魅せられた吉田真弓さんがオーナーの、器や衣服、雑貨のセレクトショップ『Sabita』は、「真弓さんの作る真っ白な世界観が大好き」と福田さんも虜。2Fにカフェもあり、旅の途中に洗練された上質な空間で一息つける。

sabita

住:札幌市中央区北1条西28丁目2-35

福田春美さん
福田

今回ご紹介した『フーズバラエティすぎはら』も知ってはいたものの、『Sabita』の吉田真弓さんにすすめていただいて、この10年通っています。

SAPPORO&OTARU MAP

札幌小樽マップ

羽田空港から新千歳空港まで飛行機で約1時間30分。空港でレンタカーを借りて高速道路を使えば約50分で札幌市内へ。電車(快速エアポート)なら約40分で札幌駅に。札幌市内の移動は地下鉄や路面電車、バスなどが便利。

お話を伺った方

福田春美さん

福田春美/ふくだ・はるみ

ブランディングディレクター

ライフスタイルストア、企業などのブランディングを行う。著書に『ずぼらとこまめ』。北海道の『お茶の土倉』の「土熊」、京都のホテル『moksa』などを手掛ける。8月オープンの兜町『可視化飯店』のプロジェクトに参加。

写真 伊藤徹也、坂井亨輔 GAZE fotographica
取材・文 遊馬里江、河田実紀

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