ゴールデンウィーク開催の益子陶器市と合わせて行きたいスポット4選。かごのパラダイスや、古道具の宝庫へ

学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー石黒美穂子さん。美味しいもの好きの石黒さんが、益子の街をガイド。
今年も益子陶器市が4月29日〜5月6日に開催されます。益子の街のいたるところに600以上のテントが立ち並び、窯元の職人さんや陶芸作家さんから直接、器を買うことができる一大イベントです。
「昨年の秋、益子のオススメショップをご紹介したところ、嬉しい反響がありました。他にも立ち寄ってほしいアンティークショップやカゴが揃う生活雑貨店があるので陶芸の街らしいとっておきのフォトスポットと合わせてご紹介します」
目 次
1_かごパラダイスの『暮しの品 つかもと』
『暮らしの品 つかもと』は昨年ご紹介した『内町工場』と同じ益子本通りにあります。以前は昔ながらの金物屋さんでしたが昨年の春に素敵な生活雑貨のセレクトショップにリニューアルオープンしました。
私はリニューアル前の金物屋さんらしい雰囲気が好きで益子に行くたびにチェックしていました。リニューアルされて外からよく見える明るい店内で入りやすくなり、客層も広がってきているようです。
今までに幾つかの寒竹のカゴを購入し、自宅で使っています。大きめのカゴは衣服の一時収納として、浅いタイプはリビングでフルーツバスケットとして日々、活躍しています。

使うイメージが浮かぶサイズ感と買いやすい価格帯が魅力的な寒竹のカゴ。

暮らしの品 つかもと
住:栃木県芳賀郡益子町益子898
営:土・日・月(※陶器市期間は休まず営業)
時間:10:00〜17:00(夏季シーズンは11:00〜18:00に時間を変更して営業 )
※写真の在庫などはショップのインスタDM にお問い合わせ下さい。
2_古道具好きが興奮の品ぞろえ『Modern Loft』
益子に行くと絶対に立ち寄るアンティークショップ『Modern Loft』は秋にご紹介した『SECOND HAND SHOP 中古知新』と同じ益子陶芸村にあります。

仕入れによってはカゴや古い木箱などが店の前に積み上げられていることも。
店内には昔懐かしい大正・昭和時代の和家具やガラス瓶などの古道具が並んでいて骨董好きの私のツボにはまるものがいっぱい。いつも魅入ってしまいます。
以前より、印判は気に入ったものを見つけては一枚ずつ買い足し、コレクションしながら日々の食事の取り皿として使っています。数百円というお手頃な価格のものがあるので骨董というほど堅苦しく考えず、気軽な気持ちで手に取ってほしい一品です。
益子陶器市開催中は城内坂にある陶器市メイン通り出店エリア “じゃりん小径” に限定ショップも営業しているので是非、覗いて見て下さい。(期間中は店舗も休まず営業)

我が家の印判コレクションの一部。たまたまかもしれませんが結構丈夫で欠けたりすることは少ないです。

Modern Loft
住:栃木県芳賀郡益子町益子3435-1益子陶芸村
電:0285-72-2086
営:11:00〜17:00
休:金曜日(※陶器市期間は休まず営業)
※写真の在庫についてはお店にお問い合わせ下さい。
3_民藝の真髄に触れる『益子陶芸美術館』
陶器市の時は立ち並ぶテントの数とお客さんの多さに圧倒され、なかなか写真を撮ることもままならなかったのですが何年か通っているうちに面白いスポットを見つけました。
『益子陶芸美術館』には旧濱田庄司邸や登り窯があり、陶器市期間中も無料で見学できる貴重なスポット。人混みで歩き疲れた時にはゆっくりと寛げます。
益子陶芸美術館(旧濱田庄司邸)
住:栃木県芳賀郡益子町大字益子3021
4_日本一のおおたぬきに会いに『益子焼窯元共販センター』へ
『益子焼窯元共販センター』では益子のランドマークとも言える「日本一のおおたぬき(ぽんたくん)」がお出迎え。休憩出来る数少ない施設として益子陶器市中は大賑わいです。
町を上げての益子陶器市は散策がてら、偶然の出会いを求めてお気に入りの器を探しながら歩くもよし、お目当ての作家さんに会いに行くもよし。ご紹介したショップなどにも立ち寄って益子の街を満喫してみて下さい。
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この記事の
プレミアムメンバー

石黒美穂子
フォトグラファーとして女性誌、WEBなどで活躍。生活雑貨のセレクトショップ「MIGO LABO」(東急東横線・学芸大学駅)のディレクターも務める。
https://www.migolabo.com/
Instagram : @migolabo @ishiguromihoko