古い道具や器、佇まいが好きな雅姫さんにとって、京都は何度も足を運びたくなる場所。でも現在、愛犬の介護中で、旅は日帰りか1泊という制限付き。「だから大抵、思い立ってのひとり旅。幸い京都に食いしん坊で器好きの友人が何人かいるので、いつも遊んでいただいています」

仕事でお世話になった『WIFE＆HUSBAND』のよし（土のしたに口）田恭一さん、幾末さん夫妻もそう。「恭一さんは骨董好きで、彼の店を見るだけで趣味が合います」

W＆Hの看板メニュー“ピクニック”は、雅姫さんがずっと憧れていたもの。「お二人にお付き合いいただき、河川敷のピクニックが実現しました。コーピーポットやグラスを持って、ロンドン郊外でピクニックをしている気分」

『WIFE&HUSBAND』は夫婦ふたりで営む、小さなコーヒー屋さん。夫の恭一さんが焙煎したコーヒー豆は全9種。妻の幾未さんお手製のドライフルーツのパウンドケーキ（通年）やチーズやチョコレートのテリーヌ（季節メニュー）は、どれもコーヒーに合うスイーツとして考案。“ピクニック”は、店でコーヒーをオーダーし、丸椅子やテーブルを借りて、鴨川の河川敷へ。川風の中でコーヒーとラスクを楽しむ正真正銘のピクニックが叶います。