引き続きおうちで過ごす時間が長くなっています。普段なかなか手が出せない、お菓子作りに挑戦したいという方も多いのではないでしょうか? そんな方におすすめな超簡単お菓子レシピを、お料理好きな方々に伺いました。材料も作り方もシンプルな、すぐにでも作りたくなるレシピです。坂下真希子さんのおうちで定番の簡単おやつ2種です。
家族みんなが大好き。
我が家の定番の味。
家族そろってさつまいもに目がないという坂下さん一家。料理はもちろん、お菓子にもよく登場するといいます。
「油っぽくない甘さ控えめな大学いもを作りたくて、いろいろなオイルで試しましたが、ココナッツの風味がさつまいもによく合うので、この組み合わせが一番気に入っています。甘さ控えめでも満足感があります」
また、ナッツ好きな娘さんとよくつくるというのが、くるみのお菓子。「今回はアールグレイを使いましたが、黒糖でシンプルにつくるほか、有塩バターでシュガーバター風味にも。また、クミンやカルダモンで作れば、ワインのおつまみにもぴったりです」
家族が好きで何度もつくるうちにできた坂下家の定番の味です。
ココナッツ大学いも
●材料(作りやすい分量)
さつまいも …1本 (約400g)
ココナッツオイル… 大さじ2
てんさい糖… 大さじ2
白炒りごま…適量
●作り方
1)さつまいも1本は皮つきのまま拍子木切りにして水にさらす。
2)フライパンに入れ、ココナッツオイル、てんさい糖を加えてざっと混ぜてから中火~弱火にかける。てんさい糖が溶け始めたらフライパンを振りながらさつまいもと絡める。7〜8分加熱してさつまいもに火が通ったら、両面こんがり焦げ目がつくまで2〜3分焼く。好みで白炒りごまをかける。
アールグレイくるみ
●材料(作りやすい分量)
くるみ(無塩、ローストしたもの)…140g
てんさい糖…70g
茶葉(アールグレイ)…小さじ1と1/2
●作り方
1)茶葉は包丁で刻むか、すり鉢に入れてすりこぎで細かくつぶす。
2)小さめのフライパンにてんさい糖、水大さじ1と1 /2(分量外)を入れて中火 にかける。煮立ったら、くるみ、茶葉を加え、全体を絡めながらよく混ぜる。結晶化してきたら火を止め、クッキングシートに広げ、あら熱をとる。
※ローストしていないくるみを使う場合は、フライパンに入れて中火で5分ほど、から炒りしてから作るとよい。
坂下真希子/さかしたまきこ
食物販の企画開発を行う。著書は『パンによく合うかんたんサラダ
弁当』(立東舎)。週末限定の山ライフなどInstagram:@donuts
1010で日々更新中。
『ku:nel』2021年1月号掲載
写真 坂下真希子/取材・文 結城歩