バレンタイン目前!本場フランスレポート。マリー・アントワネット王妃も「ショコラ・アディクト」だった?
朝食のパン・オ・ショコラ、午後のグーテ(おやつ)、食後のデザート。冬のショコラ・ショーも欠かせません。日常に溶け込むショコラは、人生の喜びそのものなのです。
パリジェンヌはショコラがお好き
フランスとショコラの歴史は長く、その始まりは1615年に遡ります。スペイン王女アンヌ・ドートリッシュがルイ13世に嫁ぐ際、ショコラの調合をする侍女を伴ったところ、たちまち宮廷の流行になったそうです。ショコラは上流階級の嗜好品でしたが、19世紀半ばに量産が始まり、広く親しまれるようになりました。
パリの人気ショコラティエ『プラック』のオーナーはこう語ります。
「フランス人にはふたつのタイプがいます。まず『特別な日や贈り物のために買う方』。ディナーなどで家族や友人と分かち合うためにボンボン・ショコラを買います。とくにクリスマスは贈り物として、求める方が多いですね。そして『自分の楽しみのために買う方』。まるで中毒のように毎日食べるのです。そちらは断然女性が多く、フランス語でペッシェ・ミニョン(péché mignon)と言う〝ささやかな贅沢〟として、ランチのあとに少しいただきます」
「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」で大人気のボンボン・ドゥ・ショコラ。
あのマリー・アントワネット王妃も、生クリームを乗せたショコラ・ショーを毎朝飲んでいたと言われています。彼女もショコラ・アディクトだったのかもしれませんね。
大切な人と分かち合う喜びと、自分への小さなご褒美。ショコラはフランス人にとって人生を甘く彩り、幸せにするエッセンスなのです。
写真/篠 あゆみ(トップの写真)、柳原久子(ラ・メゾン・デュ・ショコラ) 取材・文/木戸美由紀、編集/今井 恵
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『クウネル』NO.136掲載
なにしろ「フランスびいき♡」なもので
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