フランス人シェフが厳選!日本で買えるおすすめ冷凍食品12。ピカールやVマークなど

自由が丘に店を構えるフレンチビストロ『Cocotte Cuisine(ココットキュイジーヌ)』のオーナーシェフであり料理研究家のファニー・フェルナンデスさんが、日本で買えるおすすめ冷凍食品をピックアップ!フランスの国民的な食品ブランド『picard(ピカール)』の商品も初め、日本の新しい冷凍商品や、スーパーマーケットのプライベートブランドの冷凍食品などにも注目します。

※商品のパッケージや規格、価格は予告なく変更されることがあります。輸入品は輸入の状況により、品切れになる場合があります。

便利な冷凍食品も、自分なりのワンアレンジや何かを添えて召し上がれ!

フランス発の『ピカール』は本国では千を超える食品を扱うそうですが、日本には2016年に初出店、店舗は増加中です。

「フランスほどの商品数でないにしても、バリエーションは豊富なので、日本でフランスっぽい料理を食べるのに重宝ではありますね。一方で、コロナ禍以降増えた日本の新しい冷凍商品や、スーパーマーケットのプライベートブランドの冷凍素材などにも注目したいです。冷凍の方が新鮮に食べられるものとか、好みのアイテムを探しておくのがおすすめです。ただ、できあがっている料理でも温め直しだけではなく、自分なりのワンアレンジや何かを添えて召し上がれ!」

1 「レモンの爽やかさをさらにアップ」〈サーモンのパン粉つけ〉

サーモンの切り身にレモン汁とパセリを合わせたパン粉をつけて一度揚げてある。凍った切り身はフライパンかオーブンで加熱。「フライパンにバターを熱しレモン汁を加えたソースをかけるのはいかが。魚の上にレモンスライスを添えるといいですね」1,899円/ピカール

2 「簡単ソースを加えても」〈ハーブチキングリル〉

鶏もも肉をハーブスパイスミックスでマリネし焼き上げてある。解凍後、オーブントースターでカリッとさせて。「私ならフライパンで焼いてから取り出して肉汁にディジョンマスタードと水かワインを加えソースにし鶏肉を戻します。相性のいいじゃがいもソテーを添えて」650円/ロイヤルデリ

3「ハーブを足しても」〈国産芝エビのアヒージョ〉

芝エビ、じゃがいも、ブロッコリー、オイルがセットされた冷凍ミールキット。「南仏の人気料理アヒージョ。ローズマリーを1本オイルに加えて香りをアップしてもいいと思います」。一人の夕食に便利なアイテム。498円 首都圏参考価格/ビオラル

4 「水分を保って再加熱」〈ケークサレ MARYSE〉

 「フランスのおかずパンとも言えるケークサレは自然解凍後、水分保持力の高いトースターで温めるのがおすすめ。スープと一緒なら立派な一食になります」。ファニーさんの店ではテイクアウト(常温もあり)で3種ほどのケークサレを販売。MARYSEは母の姉のレシピによる。700円/cocotte cuisine

1 〈ダイスアボカド〉

生で買っても絶好の食べごろを逃してしまう場合も多い食材! ダイスカットの冷凍はとても便利。「フランス風にたくさんの野菜とミックス、贅沢なサラダにして。スライスよりダイスの方がつぶしながら混ぜられるから合います」430円 参考価格/Vマーク

2 〈きざみオクラ〉

和で使うことが多いオクラスライスだけれど、目先を変えて。「オクラはフランスの家庭では煮込み料理に使います。形がわからなくなるくらいくたくたの煮込みも好まれますね」。もちろん好きなテクスチャーを見極めて。247円 参考価格/Vマーク

3「ポワレや煮込みに」〈いんげん〉

シンプルな冷凍野菜は生でいいものが買えない時や、あまり量を使わない時に便利。「ニンニクとオリーブオイルで炒めてポワレにするだけで肉料理の付け合わせに。煮込み料理にもいろいろ使えますね」 312円 参考価格/Vマーク 

1 「さっと煮物に」〈グリンピースとベビーキャロット〉

グリンピースと人参のソテー煮、プチポワキャロットはフランス全土でポピュラーなおかず。「玉ねぎを炒めたあと、豚ロースやサラミを入れ炒めて水を加え、こちらを冷凍のまま投入して煮ます」。ベビーサイズの人参は輸入品ならでは。699円/ピカール

2「トッピングはぜひ」〈赤レンズ豆のスープ カレー風味〉

鍋でも電子レンジでも調理できる。「好きな量だけ取り出せばいいのは便利。フランス人はどっしりしたポタージュよりサラサラのスープの方が好みなんです。豆のスープもよく食べる。クルトンやパセリなどのトッピングでもっとおいしく」999円/ピカール

3 「魚の包み焼きに」〈バジルソース〉

バジル、オリーブオイル、パルミジャーノ・レッジャーノ、ローストした松の実入りのソース。パスタに使うのもいいけれど「白身魚との相性が抜群。魚に凍ったままのソースを乗せて包み焼きすれば、立派なフレンチのメインになります」。949円/ピカール

4 「カットせずに調理」〈グリーンアスパラガス〉

「私にとっては『本物』な感じがあります。日本ブランドの冷凍商品ではカットしたアスパラが多く、この太さ、長さのものはあまり見つからないですね。このまま蒸しても、焼いても。用途は広いです」1,498円/ピカール

5 「簡単に定番スイーツを」〈サブレ生地シート〉

甘みのある生地。オーブンシートつき直径28センチのシートが2枚。手軽にタルトやパイが作れる。「生地を解凍したらシートにフィリングをのせ焼いてもいいし、生地を焼いて冷ましムースや泡立てた生クリーム&果物などをのせ冷たく出しても」999円/ピカール

PROFILE

ファニー・フェルナンデス/Fanny Fernandes

『ココットキュイジーヌ』オーナーシェフ・料理研究家。南仏ラングドック・ルーション地方出身、2010年に来日。2021年より自らシェフを務める店を自由が丘で営む。Instagram:@cocotte.cuisine.jiyu 仏・日の発酵食品に関するレクチャーや地域食材のメニュー開発等も行う。

『クウネル』2024年9月号掲載 写真/目黒智子、取材・文/原 千香子

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『クウネル』NO.128掲載

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